2026年度日本対がん協会賞と朝日がん大賞が決定 堀部敬三氏ら受賞へ
公益財団法人日本対がん協会は、がん征圧活動に功績のあった個人や団体を表彰する2026年度の「日本対がん協会賞」および特別賞「朝日がん大賞」の受賞者を決定した。朝日がん大賞には国立病院機構名古屋医療センター上席研究員の堀部敬三氏が選出された。表彰式は9月11日、秋田市で開かれる「がん征圧全国大会 秋田大会」で行われる予定となっている。
朝日がん大賞に堀部敬三氏 小児・AYA世代のがん研究基盤を構築
朝日がん大賞を受賞した堀部敬三氏は、小児がんやAYA(思春期・若年成人)世代のがん研究を主導し、全国規模での基盤整備に貢献した。
1996年に小児白血病研究会を立ち上げ、2003年には日本小児白血病リンパ腫研究グループの設立を主導。全国規模での共同研究推進に向けた基盤整備に努め、科学的根拠に基づいた小児白血病の標準治療確立に寄与した。さらに2018年には「AYAがんの医療と支援のあり方研究会」(AYA研)を設立し、患者が孤立しがちな世代において多職種による支援態勢の構築を進めた。
日本対がん協会賞は個人4氏と1団体が受賞
日本対がん協会賞の個人の部には4氏が選ばれ、乳がん検診の標準化への取り組みや地域医療への貢献などが評価された。受賞者は以下の通り。
- 植野映氏(つくば国際ブレスト&レディースクリニック院長)
- 鎌田収一氏(介護老人保健施設なぎさ施設長)
- 佐川庸氏(元愛媛県立中央病院副院長)
- 西田正人氏(国立病院機構霞ヶ浦医療センター)
団体の部には、特定非営利活動法人「生命の駅伝」が選ばれた。同団体は30年以上にわたり、市民参加型のチャリティー活動を通じてがん研究支援と検診普及啓発に取り組んできた。
両賞の概要と今後の予定
日本対がん協会賞は、協会設立10周年を迎えた1968年にがん征圧運動の高揚を図る目的で創設された。対がん活動に顕著な功績のあった個人・団体や、長年地道な努力を重ねてきた個人・団体を対象としている。
特別賞の朝日がん大賞は、朝日新聞社の協力により2001年に創設された。がん予防を対象とした将来性のある研究の発掘、医療機器類の研究・開発、患者支援などで実績をあげて社会に貢献し、第一線で活躍する個人や団体などに贈られる。
両賞の表彰式は、2026年9月11日に秋田市で開催される「がん征圧全国大会 秋田大会」で実施される。
本記事は公益財団法人日本対がん協会の発表をもとに作成。詳細情報は同協会の公式サイト(https://www.jcancer.jp/)に掲載されている。
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