「虎に翼」ラッピングバス、ゆかりの地・新潟で運行開始

新潟交通では、NHKと新潟県観光協会の協力のもと、新潟交通が連続テレビ小説「虎に翼」のビジュアルを用いたラッピングバスの運行を2024年6月1日から開始した。

ラッピングバスには、主人公役の伊藤沙莉さんの写真や、主人公の寅子が裁判官になるまでの人生を表現したイラストが散りばめられている。また、「美食と歴史にあふれるまち新潟県」というメッセージも添えられ、連続テレビ小説と新潟県のPRを行っている。

運行期間は2024年9月30日までで、新潟市内の南部営業所の路線を中心に走行する。固定ダイヤでの運行ではないため、利用する際は注意が必要だ。

「虎に翼」は、2024年4月1日から放送中のNHK連続テレビ小説。主人公のモデルは、1940年に日本初の女性弁護士の一人となった三淵嘉子さんだ。三淵さんは1972〜73年に新潟家裁所長を務め、日本初の女性裁判所長にもなった新潟ゆかりの人物である。

当時は女性に参政権が認められないなど男尊女卑の風潮が根強かったが、三淵さんは法曹界の草分けとして時代を切り開いた。ドラマでは、そんな困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿が描かれている。

ラッピングバスが走る新潟の地は、ドラマの舞台であり、主人公のモデルである三淵嘉子さんのゆかりの地でもある。新潟を訪れる機会があれば、ラッピングバスを探してみてはいかがだろうか。