オール電化の前に試算ができる、三菱電機の光熱費シミュレーションシステム

ENECHANGE株式会社は、三菱電機株式会社が提供するWebシステム「三菱電機の光熱費シミュレーション」を開発し、2024年4月にサービスを開始した。このシステムは、ENECHANGEの料金シミュレーションプロダクト「エネチェンジクラウド Marketing」の機能を応用・カスタマイズ開発したものだ。

三菱 エコキュートとIHクッキングヒーターへの切り替えや灯油使用の有無、太陽光システムの導入有無を選択することで、光熱費をシミュレーションできる。2050年カーボンニュートラル、2030年度の温室効果ガス46%削減(2013年度比)の実現に向け、政府は建築物分野での省エネ対策を加速させている。

本システムでは、お住まいの地域を選択し、電気代・ガス代の入力、灯油使用の有無、太陽光パネルの設置有無を答えることで、年間の光熱費をシミュレーションする。オール電化設備の導入を検討している人は、事前に光熱費を試算できる。

ENECHANGEが運営する電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」と、大手電力会社が採用する料金シミュレーションロジックを活用し、現在の電気とガスの契約プランや料金、使用量、灯油の使用状況、太陽光パネルの設置状況を入力することで、三菱 エコキュートとIHクッキングヒーター導入時や太陽光システム導入時の光熱費をシミュレーションできる。

各種電力料金単価は、ENECHANGEが管理する最新の電力プランデータを用いて計算しており、燃料費調整額、原料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を含んでいる。ただし、実際の光熱費は生活パターンや機器の種類、使用状況等により変動するため、試算結果が光熱費を保証するものではない。

ENECHANGE株式会社 執行役員 野島亮一は、「三菱電機さまは、カーボンニュートラルの実現に向けて家庭の省エネ設備の普及に注力されています。当社もエネルギーの4Dを推進する脱炭素テック企業として、このシミュレーションプロダクトを通じて、家庭の光熱費の見える化やエネルギーを効果的に削減する方法を提案できることは大変喜ばしいことです。」とコメントしている。