ピクセルアートコンテスト『シブヤピクセルアートコンテスト2024』が2年ぶりに開催

シブヤピクセルアート実行委員会は、2年ぶり7回目となる「シブヤピクセルアートコンテスト2024」を2024年6月1日から開催する。今回のテーマは、渋谷に咲く「花」、「Bit Flowers」だ。

1990年代後半から「Bit Valley」と呼ばれた渋谷には、かつて渋谷川や宇田川が流れ、その支流である河骨川は童謡「春の小川」の舞台にもなっていた。今回のコンテストでは、世界中のピクセルアーティストが描く花々をここ渋谷に集め、かつての田園風景を蘇らせる。

本コンテストは、2017年の初開催以来、国籍・年齢・性別・プロアマ・個人団体問わず、SNSを通じて誰でも気軽に応募ができる形式を踏襲してきた。今年も、『ファイナルファンタジー』シリーズのアートディレクションを担当する渋谷員子氏、ピクセルアート界のパイオニアとして活躍するeBoy、『MOTHER3』のアートディレクターを務めた今川伸浩氏、人気急上昇中のピクセルアーティストななみ雪氏、『teamLab Borderless』の仕掛け人である杉山央氏らが審査員を務める。

応募方法は、X(旧Twitter)またはInstagramで指定のハッシュタグと作品タイトル、キャンバスサイズを付けて投稿するだけ。応募期間は2024年6月1日から7月31日までで、9月29日の表彰式で受賞者が発表される。

最優秀賞の受賞者には、賞金30万円とWacom One液晶ペンタブレット13、ピクセルアートに特化したウェブマガジン『thePIXEL Magazine』へのインタビュー記事の掲載、『Shibuya Pixel Art Collection Book 2024』への作品掲載、現代彫刻家zerotaro氏のピクセル彫刻トロフィーが贈呈される。そのほか、優秀賞や審査員賞、特別賞など多数の賞が用意されている。

「シブヤピクセルアート」は、2017年から毎年開催されるピクセルアートの芸術祭だ。過去6回のコンテストでは、1000名以上のピクセルアーティストが参加し、応募総数は4,247点に及ぶ。「街を舞台に、誰もが主役となり、実験を繰り返す」を理念に掲げ、コンテスト受賞作品や招致アーティストの作品を街にインストールすることで、公共関与させながらピクセルアートの可能性を探っている。