注目作家・小川哲の最新作『スメラミシング』、10月10日に発売

作家の小川哲による最新作『スメラミシング』が、2024年10月10日に河出書房新社から発売される。小川は、山本周五郎賞、日本SF大賞、直木三十五賞など数々の文学賞を受賞し、2022年から2年連続で本屋大賞にノミネートされている注目の作家だ。

『スメラミシング』は、信仰の虚妄と救いを描いた超弩級のエンターテインメント作品集となっている。表題作「スメラミシング」では、カリスマアカウントを崇拝する覚醒者たちのオフ会が描かれ、反ワクチン、ディープステイト、暗黒政府、イルミナティなど数多の陰謀論と思惑が織り込まれている。

他にも、七十人訳聖書の秘密をめぐる歴史SF「七十人の翻訳者たち」、天皇の棺を運ぶ一族の末裔による労働バイオレンス小説「密林の殯(もがり)」、最後の宗教〈ゼロ・インフィニティ〉をめぐる魔術的数学奇譚「神についての方程式」など、全6編が収録されている。

本書の刊行に際し、作家の京極夏彦、金原ひとみ、飛浩隆、漫画家の魚豊、エッセイストのマライ・メントラインから推薦コメントが寄せられている。

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