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河合楽器製作所、パリの展覧会にヘラルボニー契約作家の作品まとったピアノを初出展

株式会社河合楽器製作所は、フランスの障害当事者団体「APF France handicap」がパリで開催した展覧会「L’Art coûte que coûte」に参加しました。会場では、株式会社ヘラルボニー契約作家であるSATO氏のアート作品をまとったグランドピアノが特別展示されました。同社が本展覧会へピアノを出展するのは今回が初めてです。

展覧会「L'Art coûte que coûte」での特別展示

「APF France handicap」は1933年に設立されたフランス最大級の障害当事者団体で、フランス全土で3万5,000人以上を支援しながら権利擁護に取り組んでいます。同団体が主催する「L’Art coûte que coûte」は、障害のあるアーティストの作品を通じて多様性の尊重と社会参加を促進する国際的な文化イベントです。

2022年の初開催から3回目を迎えた今回の展覧会(8月14日〜25日開催)では、同団体に所属するアーティスト13名による約80点の作品が並びました。その中で特別展示として、SATO氏のアート作品「BIG STEP」をまとった河合楽器製作所のフラッグシップ・グランドピアノ「Shigeru Kawai」SK-5『KIZASHI』が展示されました。

会期中の8月25日には、河合楽器製作所主催のレセプションが開催されました。フランスの障害者政策担当大臣をはじめとする各界の招待客約350名を前に、『KIZASHI』に込めた同社の想いや取り組みが紹介されました。また、スイス在住のピアニストである木内夕貴氏による『KIZASHI』を用いたピアノ演奏も行われました。

出展の背景と関係者のコメント

2027年に創立100周年を迎える河合楽器製作所のマーケティング&デザイン戦略部・安居敏則氏は、音楽を通じて一人ひとりが自分らしく表現できる社会づくりへの貢献を目指しており、『KIZASHI』はその想いを象徴する一台であると説明しています。楽器を人の表現を受け入れる「感性の器」と位置づけ、新しいことが始まる兆しが世界へ広がることを願っていると述べています。

APF France handicapの文化プログラム責任者であるNathalie CACLARD氏は、今回のコラボレーションについて、作品と音楽、人々のまなざしが交差する特別な芸術体験が生まれたと評価し、デザインが誰もが包摂される社会をつなぐ豊かな出会いの場になり得るとコメントしています。

株式会社ヘラルボニーの概要

  • 設立目的・ミッション:「異彩を、 放て。」を掲げ、障害のイメージ変容と福祉を起点とした新たな文化の創出を目指す
  • 主な事業内容:障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品のIPライセンス管理、自社ブランド「HERALBONY」運営、企業との共創や企画プロデュース、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など
  • 海外拠点:2024年7月に海外初の子会社「HERALBONY EUROPE」をフランス・パリに設立

本記事は株式会社河合楽器製作所の発表をもとに作成。

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