国立国際美術館と大阪中之島美術館が連携事業コレナカ開始 田中敦子の作品を展示
独立行政法人国立美術館 国立国際美術館と大阪中之島美術館は、両館の所蔵作品や専門性を相互に活用する新たな連携事業「コレナカ(Collections in Nakanoshima NMAO–NAKKA)」を開始しました。大阪・中之島エリアの文化的魅力向上と地域活性化を目指し、今後複数年にわたり共同企画などを展開します。その第1弾として、国立国際美術館で開催中のコレクション展にて、両館が所蔵する田中敦子氏の作品をあわせて展示しています。
第1弾として両館所蔵の田中敦子作品を展示
国立国際美術館で開催されている「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」の最終章において、大阪中之島美術館が所蔵する田中敦子氏の素描8点が、国立国際美術館所蔵の作品とともに展示されています。
田中敦子氏(1932〜2005年)は大阪市生まれで、具体美術協会の主要メンバーとして活躍した戦後日本を代表する作家です。会場には、国立国際美術館が所蔵する大作絵画《地獄門》や大辻清司氏撮影による《電気服》の写真に加え、大阪中之島美術館所蔵の素描(110cm×77cm)8点が並びます。両館のコレクションをあわせて紹介することで、作家の思考や制作過程を立体的にたどる試みとなっています。





連携事業コレナカの概要と今後の予定
「コレナカ」は、隣接する両館が豊かなコレクションや専門性を相互に活かし合う連携事業です。近年の訪日客増加や都市観光の多様化を踏まえ、地域住民の芸術文化の拡充や来訪者の交流促進を図ります。
2026年度には以下の取り組みが予定されています。

- 大阪中之島美術館における国立国際美術館コレクションの展示(2026年10月10日〜11月7日予定):大阪中之島美術館2階の多目的スペースにて、国立国際美術館の所蔵品から彫刻や映像作品を中心に展示。
- シンポジウムの開催(2026年11月3日予定):「美術館におけるコレクション形成とその活用」(予定)をテーマに、両館の館長や学芸員、所蔵作家らが登壇して議論を深める。

コレクション展「開館50周年記念プレ企画 コレクション1:私/行為」は、2027年に迎える国立国際美術館の開館50周年のプレ企画として、同館開館年の1977年頃までの美術を振り返る展覧会です。ポール・セザンヌから1960年代半ばまでに制作された約140点が紹介されています。
- 会期:2026年7月19日(日)〜11月3日(火・祝)
- 会場:国立国際美術館 地下2階展示室(大阪市北区中之島4-2-55)
- 開館時間:10:00〜17:00(金曜は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
- 休館日:月曜日(7月20日、9月21日、10月12日、11月2日は開館)、7月21日(火)、9月24日(木)、10月13日(火)
- 観覧料:一般430円(団体220円)、大学生130円(団体70円)※高校生以下・18歳未満・65歳以上、心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)。金曜夜間割引あり。特別展「笹本晃 ラボラトリー」の観覧券でも観覧可能。
なお、特別展「笹本晃 ラボラトリー」において株式会社バッファロー代表取締役社長の牧寛之氏個人から1,500万円の寄附を受けたことに伴い、全16日間の特別無料観覧日「ラボラトリー・スペシャルフリーデー」が設けられ、同展およびコレクション展が無料で観覧できます。無料観覧日は8月下旬から10月にかけての指定日およびその他の無料日(7月25日、8月1日、10月3日、11月3日)に設定されています。
両美術館の概要
国立国際美術館
- 開館:1977年(2004年に万博記念公園から中之島へ移転)
- 特徴:戦後の国内外の現代美術を中心に約8,300点を収蔵
- 所在地:大阪市北区中之島4-2-55
- 公式サイト:https://www.nmao.go.jp/
大阪中之島美術館
- 開館:2022年
- 特徴:19世紀後半から現代までの美術・デザインを中心に約7,000点を収蔵
- 所在地:大阪市北区中之島4-3-1
- 公式サイト:https://nakka-art.jp/
本記事は国立国際美術館の発表をもとに作成。
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