Industry Alpha、AMR Mikoshiの標準コンベアユニットを完成
東京都板橋区に本社を置くIndustry Alpha株式会社(代表取締役:渡辺 琢実)は、純国産・自社開発のAMR(自律走行搬送ロボット)「Mikoshi」シリーズの上部構造バリエーションである「コンベアタイプ」について、標準コンベアユニットを完成させたと発表した。
これまで現場ごとに個別対応していたコンベア構成を標準化したことで、コンベア間の自動搬送や移載、自動倉庫や生産ラインと連携した搬送への導入を、よりスピーディに検討・実現できるようになるとしている。
Mikoshiは、軽量・多目的搬送に対応する純国産・自社開発のAMRである。モジュラー設計の上部構造を採用しており、搬送棚タイプ、コンベアタイプ、ロボットアームタイプの3つのバリエーションを展開している。用途に応じて上部構造を換装することで、1台のプラットフォームで多様な搬送・作業ニーズに対応する仕組みとなっている。
搬送の自動化を検討する現場では、離れたコンベアライン間の搬送・移載に人手や仮設コンベアが必要になる点や、自動倉庫・生産ライン自体の自動化が進んでも前後の荷物受け渡しが人手作業として残る点、搬送物の多様性にハードウェアが対応しきれない点などが課題となっていた。

Mikoshi コンベアタイプの特徴
新たに完成したコンベアタイプの標準ユニットには、以下のような特徴がある。
- 標準ユニットの完成による導入スピードの向上:ゼロからの設計が不要となり、短期間での導入検討と実現が可能になる。
- 用途に応じたカスタム対応:標準ユニットをベースに、搬送物の形状・サイズ・重量に応じたカスタマイズに対応する。
- 自動移載によるシームレスな搬送:停止位置の精密な制御と同期動作により、人手を介さない荷物の受け渡しを実現する。
- Smart Softwareによる群制御・機器連携:自社開発ソフトウェアとの組み合わせにより、複数台の群制御や周辺設備との連携を含めた自動搬送システムを構築できる。
- 純国産・自社開発による柔軟な対応力:ハードウェアとソフトウェアの双方を自社開発しているため、現場の要件に合わせた仕様変更や機能追加に柔軟に対応する。

想定されるユースケース
Mikoshi コンベアタイプは、以下のようなユースケースが想定されている。
- コンベア間の自動搬送・移載:離れた場所にあるコンベアライン同士を接続し、搬送・移載を自動化する。
- 自動倉庫からの搬送:自動倉庫(AS/RS)から出庫された荷物を受け取り、後続の工程やエリアへ自動搬送する。
- 生産ラインからの完成品搬送:生産ラインで完成した製品を受け渡し位置で受け取り、後工程や保管エリアへ搬送する。
同製品は単体導入だけでなく、自社開発のSmart Softwareと連携させることで、複数台の群制御(Alpha-FMS)やコンベア・自動倉庫・生産設備等との連携(Alpha-ECS)を行い、現場全体のオペレーションを自動化できる。
現在、複数の現場においてコンベアタイプの導入に向けた検討が進められており、実際の導入事例についても今後順次公開される予定となっている。
本記事はIndustry Alpha株式会社の発表をもとに作成。
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