ソディック、ナノマシニングセンタAZ275nS開発 2027年1月受注開始へ
株式会社ソディックは、リニアモータ駆動ナノマシニングセンタ「AZ275nS」を開発した。2027年1月より国内での受注を開始し、安全規格の取得後に海外受注も順次開始する予定だ。2026年10月26日から31日に東京ビッグサイトで開催される「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」に実機が出展される。
AZ275nSは、従来機「AZ275nano」と比べて各軸のモータ定格出力が約1.9倍に向上し、高加速度運動による生産リードタイムの短縮を図っている。医療分野や半導体製造装置関連、光学分野、航空宇宙分野、データセンター関連製品などの微細・高精度加工用途を見込む。
スピンドルの選択肢には、従来のモータ駆動式に加え、焼嵌め方式による工具保持剛性とエアタービン駆動による冷却性能を備えたエアスピンドルを新たにラインアップした。さらに、正確な工具長を測定できるCMOSカメラ式工具測定器のオプションも用意されている。外観は本体塗装色にガンメタルグレイを採用し、操作部には視認性を高めた19インチLCDカラー液晶ディスプレイを搭載した。
高剛性構造とアクティブ除振機構による振動抑制

機械の主要部には全方向からの剛性を確保するBOX構造の鋳物を採用したほか、各軸可動部の主要構造にセラミック部品を用いることで高剛性と軽量化を両立させている。
X軸およびY軸には、メイン軸と同質量で反対方向に移動するカウンター軸を設けたアクティブ除振機構を搭載し、高速運動時の振動を相殺する。スピンドルは標準仕様で最大120,000rpmの高速回転に対応し、工具半径1mmから0.005mmの小径工具を用いた微細加工が可能となっている。
販売計画と製品仕様

価格はオープン価格で、年間の生産目標台数は12台としている。主な仕様は以下の通り。

- 各軸ストローク(X×Y×Z):300 × 250 × 100 mm
- 加工範囲(X×Y×Z):275 × 150 × 100 mm
- スピンドル回転数(標準仕様):20,000〜120,000 rpm
- ツールホルダー形式:ダイレクトチャック方式
- 工具収納本数:30本
- 最大工具長 / 最大工具径:32 mm / φ2.0 mm
- 工具シャンク径:φ4.0 mm(h4)
- 最大積載質量:5 kg
- 機械本体寸法(幅×奥行×高さ):1,600 × 3,600 × 2,200 mm(電源含む)
- 機械据付寸法(幅×奥行):3,050 × 5,300 mm(メンテナンススペース含む)
- 機械総質量:6,100 kg
- エアー供給圧力:0.7〜0.8 MPa
- エアー消費量(標準仕様):400 NL/min
- 総電気容量:25 kVA
- 最小移動単位:0.000001 mm
- 表示形式:19 inch LCDカラー液晶(TFT)
本記事は株式会社ソディックの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



