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横河電機、仏BuyCoと代理店契約 素材産業向けにコンテナ輸送管理SaaSを提供

横河電機は、フランスのコンテナ輸送管理SaaS企業であるBuyCoと販売代理店契約を締結した。同社が開発したコンテナ輸送管理システム(TMS)を、化学などの素材産業を中心とした企業へ提供する。プロセス産業の製造現場を支援してきた知見を活用し、サプライチェーン全体の最適化に向けた取り組みを進める。

素材産業におけるサプライチェーン課題に対応

化学をはじめとする素材産業では、グローバルサプライチェーンの複雑化や地政学的リスクの高まり、環境規制の強化が進んでいる。輸送コストの上昇や温室効果ガス排出量の管理・削減、需要変動への対応が経営課題となる一方、危険物規制や多様な荷姿への対応もあり、生産と物流が個別に最適化され全体横断的な管理が難しい状況があった。

横河電機はこれまでプラント内の自動化や最適化に強みを持っていたが、コンサルティングやデジタルソリューションを通じてプラント間をつなぐサプライチェーン全体の最適化へと支援領域を拡大している。今回の契約により、課題の大きいコンテナ輸送管理領域への対応を強化する。

世界で1万2,000超のユーザーが利用するSaaSプラットフォーム

BuyCoが提供するプラットフォームは、海運業界の知見をもとに開発されたSaaS型のコンテナ輸送管理システムである。コンテナ輸送関連データを一元管理し、輸送計画の立案やブッキング、進捗の可視化、関係者間での情報共有を可能にする。貨物情報に基づいた船会社や輸送ルートの選定支援に加え、出荷後もリアルタイムで輸送状況を追跡できる。

導入により、物流費や在庫の削減、納期遵守に寄与するほか、貨物の品質悪化リスクの低減や温室効果ガス排出量の可視化・削減にもつながるとしている。同プラットフォームは現在、世界で1万2,000を超えるユーザーに利用されている。

生産と物流を一体化し包括的SCMソリューションへ

両社は今回の協業を通じ、生産と物流の間に生じるギャップの解消を図る。横河電機は、自社の強みである計測・制御技術を生かして生産現場から国際物流までを一体的に捉えた最適化を目指す。将来的には、需要予測や在庫最適化などを統合した包括的なサプライチェーンマネジメント(SCM)ソリューションへと発展させていく方針だ。

また、両社は2026年9月8日から11日まで東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2026」(西1ホール、小間番号:W1-N20)に共同で参加する予定となっている。

BuyCoの概要

  • 会社名:BuyCo
  • 本社所在地:フランス・マルセイユ
  • 代表者:創業者 兼 最高経営責任者(CEO) カール・ロロン
  • 事業内容:輸出入企業向けのデジタルコンテナ輸送管理システム(TMS)の開発・提供

本記事は横河電機の発表をもとに作成。

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