S&J、My SOC 365の監視対象にAzureやPurviewを追加
サイバーセキュリティ事業を展開するS&Jは、Microsoft 365を活用したセキュリティ監視サービス「My SOC 365」の機能を強化し、2026年9月1日より提供を開始した。新たにMicrosoft AzureとMicrosoft Purviewを監視対象に加え、週次セキュリティレポートの掲載項目を拡張している。これにより、端末やアカウントに加え、クラウド基盤への攻撃や情報資産の持ち出しまでを同一の体制で24時間365日監視できるモデルを実現したとしている。
監視範囲拡大の背景
企業のクラウド活用が進む中、守るべきIT環境は端末やアカウントからクラウド上の業務システムや情報資産にまで拡大している。外部からのサイバー攻撃では、盗み取ったアカウント情報などを足がかりにクラウド基盤や重要データを狙う手口が見られるほか、正規権限を持つ利用者によるファイル持ち出しといった内部不正への対策も求められていた。
こうした状況を踏まえ、同社はMy SOC 365の監視範囲をMicrosoft 365環境から、Microsoft Azure上のクラウド基盤およびMicrosoft Purviewで管理する情報資産へと拡大し、一体的に監視できる体制を整備した。
機能強化の主な特徴
今回の機能強化における主な特徴は以下の通りとなっている。
- クラウド基盤の監視:Microsoft Azure上の仮想サーバー、コンテナ、ストレージ、データベースへの攻撃や不審なアクセスを検知する。利用にはMicrosoft Defender for Cloudの有効化と別途申し込みが必要となる。
- 情報持ち出しの監視:Microsoft Purviewにおいて、顧客が設定したポリシーに基づき、機密情報の外部共有や短期間での大量ファイルダウンロードなどを検知する。
- レポート項目の拡張:週次セキュリティレポートに「リスクベース条件付きアクセスの適用状況」「脆弱性」「ソフトウェアインベントリ」「シャドーITとクラウドアプリの利用状況」の4項目を追加する。対象はMicrosoft 365 E7またはE5の契約環境となる。
- 端末への導入作業不要:エージェントレスで動作するため、機能強化にあたり端末へのソフトウェア導入や監視環境の再構築は発生しない。
今後の機能拡張予定
S&Jは今後も段階的な機能強化を予定している。2026年10月には、自動対処の対象範囲をクラウド上のアカウントから社内Active Directoryのアカウントへ拡大し、クラウドと社内の双方を同時に封じ込める機能を提供する計画だ。
さらに2026年11月には、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度(SCS評価制度)」の証跡として、同サービスのセキュリティレポートを活用できるようにする予定としている。
S&J株式会社の概要
- 所在地:東京都港区新橋一丁目1番1号 日比谷ビルディング8F
- 代表者:代表取締役社長 三輪 信雄
- 設立:2008年11月
- 資本金:4億4162万円
- 事業内容:サイバーセキュリティ事業(セキュリティ監視・運用、コンサルティングサービス、セキュリティ事故対応)
本記事はS&J株式会社の発表をもとに作成。
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