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ウォーターポイント、平時と災害時で切り替える浄水システムで特許取得

水自動販売機や宅配水事業を展開するウォーターポイント株式会社(広島県広島市)は2026年9月1日、東京都八王子市で運営する防災型宅配水工場「ウォーターポイント八王子」に実装する浄水システムについて特許を取得したと発表しました。

本特許は、同一の工場・浄水設備を平常時と災害時の目的に応じて切り替えて運用する技術です。平常時は高品質な宅配水を製造し、災害時には電力消費を抑えながら飲用水や生活用水を地域へ供給することを目指します。

平常時は水質優先、災害時は供給継続へ運用を切り替え

ウォーターポイント八王子の浄水システムは、逆浸透膜(RO膜)の運用段数を状況に応じて切り替える仕組みを採用しています。

平常時は、地下水を原水として逆浸透膜を2段階で通した後に純水装置を用い、微細な不純物や溶解成分を除去します。製品「ウォーターポイント・ミネラルピュアウォーター」は、PFAS(PFOS・PFOA)を含む水質基準45項目について不検出としています。高度に浄化した水には世界自然遺産・知床羅臼沖の海洋深層水由来ミネラルをブレンドし、硬度10に調整して提供します。

一方、断水や停電を伴う災害時には、井戸を代替水源とし、太陽光発電や蓄電設備などを代替電源として使用します。逆浸透膜を1段階のみの運用に切り替えて水処理工程を簡素化することで、電力消費を抑えながら飲用水やトイレ等に用いる生活用水を地域へ供給します。

平時の事業活動が非常時の設備と管理体制を維持

防災専用の設備は、平常時の点検費や更新費の負担に加え、普段使われないことによる故障発見の遅れや操作習熟者の不足といった課題があります。ウォーターポイント八王子では、平時から宅配水を製造・販売する事業拠点として日常的に設備や人員、水質管理、配送体制を稼働させています。

平常時の売上が維持管理費を支え、日常的な点検によって非常時の不稼働リスクを低減します。なお、同社は八王子市と「災害時における生活用水の提供に関する協定」を締結しています。

代表取締役社長の小早川克史氏は、平時に事業として収益を生みながら維持管理を行うフェーズフリー設計が重要であるとし、この仕組みをモデルとして地域ごとに自立して水を確保できる拠点を全国へ広げていく方針を示しています。

災害時に1日最大20トンの飲料水・生活用水の供給を想定

ウォーターポイント八王子では、災害時に飲料水と生活用水を合わせて1日最大20トンを供給し、約2,000人分の水を支える拠点となることを想定しています。発災直後の供給に備え、8リットルボトル換算で1,000本の常時貯蔵も行っています。

※供給量は設備能力・取水条件に基づく想定値です。実際の供給は被災状況、日射、設備状態、交通状況、行政との連携等により変動します。

今後は本特許を活用し、地域の地下水等の水源、再生可能エネルギー、平時の水事業を組み合わせた小規模・分散型の水拠点を、自治体や商業施設、道の駅、学校、工場、交通拠点等へ提案していく予定です。

会社概要

  • 商号:ウォーターポイント株式会社
  • 代表者:代表取締役社長 小早川 克史
  • 設立:1972年3月
  • 資本金:2,000万円
  • 本社:広島県広島市西区庚午北4丁目2-13
  • 事業内容:逆浸透膜製品・プラント、水自動販売機、ボトルドウォーター、給排水・空調換気・消防・浄化槽設備

本記事はウォーターポイント株式会社の発表をもとに作成されています。

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