オンセミの2026年度第3四半期決算、売上高は前年同期比11%増の17億2200万ドル
米国アリゾナ州スコッツデールに本社を置くオンセミ(Nasdaq:ON)は、2026年度第3四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比11%増の17億2200万ドルとなり、AIデータセンター向け売上高が前四半期比で39%増、前年同期比で175%増を記録しました。営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比23%増の5億1,600万ドルに達しています。
2026年度第3四半期の業績ハイライト
発表された主な財務指標は以下の通りです。
- 売上高:前年同期比11%増の17億2200万ドル
- 売上総利益率:GAAPベースで41.4%、非GAAPベースで41.2%
- 営業利益率:GAAPベースで22.0%、非GAAPベースで23.2%
- 希薄化後1株当たり利益:GAAPベースで0.79ドル、非GAAPベースで0.90ドル
- 営業活動によるキャッシュ・フロー:前年同期比23%増加し、5億1,600万ドル
- フリー・キャッシュ・フロー:前年同期比31%増の4億8,900万ドル(売上高の28%に相当)
同社の社長兼CEOであるハッサーン・エルコーリー(Hassane El-Khoury)氏は、AIデータセンターおよび産業用エンドマーケットにおいて電力要件の増大が需要を後押ししているとした上で、「当社の第3四半期の売上高、売上総利益率、1株当たり利益はいずれもガイダンスレンジの中央値を上回り、AIデータセンター向け売上高は前四半期比で39%増、前年同期比で175%増となりました」と述べています。
また、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼CFOを務めるサド・トレント(Thad Trent)氏は、売上総利益率が5四半期連続で拡大し前四半期比で190ベーシスポイント増加したと説明し、「ファブライト」戦略の着実な実行と差別化製品の量産拡大によってさらなる成長を目指す姿勢を示しました。



買収計画の進展と目標引き上げ
ビジネスハイライトとして、同社はフェリック(Ferric)の買収合意を発表しました。これにより、次世代AIプロセッサー向け電力供給における地位を確立するとともに、2030年AIデータセンター売上目標を5億ドル引き上げて30億ドル超に増額したとしています。
また、計画中のシナプティクス(Synaptics)の買収条件変更についても公表されました。当初合意していた株式での70億ドルから、約57億ドルの現金による買収へと変更され、本取引は非GAAPベースのEPSに対して即座に増益効果をもたらす見込みであるとしています。
自動車およびエネルギー領域における協業や技術採用の動きも明らかになりました。
SUBARUとの間では戦略的技術協業に合意し、異種技術を統合した画期的なパワーアーキテクチャである「エンベデッドパワープラットフォーム(EPP)」への早期アクセス権を提供します。
さらに、Sungrowがオンセミの最新のEliteSiCシリコンカーバイド(SiC)ハイブリッドパワーモジュール技術を採用しました。これにより、エネルギー事業者はAI、再生可能エネルギー、電化の進展に伴い増加する電力需要への対応が可能になると説明されています。
- 本社所在地:米国アリゾナ州スコッツデール
- 上場市場・ティッカー:Nasdaq:ON
- 事業領域:自動車、産業機器、AIデータセンターなどのエンドマーケット向けに、インテリジェントなパワーおよびセンシング技術を提供
- 構成銘柄:S&P 500®インデックスに含まれる
- 公式サイト:www.onsemi.jp
本記事はオンセミの発表をもとに作成されました。
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