JOGMECがCIECO BTC社の事業終結を承認 保有株を伊藤忠商事へ売却
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:髙原 一郎)は、2026年8月25日、出資対象事業の一つであるITOCHU Oil Exploration (BTC) Inc.(CIECO BTC社)の事業終結を承認しました。
これに伴い、JOGMECは保有する同社株式を伊藤忠商事株式会社へ売却し、支援を終了しました。旧石油公団からの承継額を含めた、これまでのJOGMECによる同社への出資金額は約47億円です。
BTCパイプライン事業への支援と経緯
CIECO BTC社は伊藤忠商事の子会社で、BTCパイプライン事業に3.4%の出資持分を保有していました。同事業は2006年6月に原油出荷を開始し、主にカスピ海にあるACG(Azeri-Chirag-Gunashli)油田で産出される原油を輸送しています。
本事業への支援は、旧石油公団が2002年11月にCIECO BTC社を出資および債務保証の対象として採択したことに始まります。その後、2005年3月にJOGMECが承継し、支援を継続してきました。
伊藤忠商事による資産見直しと株式売却
今回の事業終結は、伊藤忠商事が保有資産ポートフォリオの見直しおよび資産入替の一環として、アゼルバイジャンの国営石油会社であるSOCARの100%子会社Azerbaijan(BTC)Limitedへ、CIECO BTC社の全株式を売却することとした動きを受けたものです。JOGMECはこの売却に際して自らの保有株式を伊藤忠商事に売却し、同社への支援を終える形をとりました。
出資先会社および事業の出資構成
株式売却前におけるCIECO BTC社の概要および本事業の出資構成は以下の通りです。
出資先会社概要(株式売却前):
- 名称:ITOCHU Oil Exploration (BTC) Inc.
- 設立年月日:2002年6月18日
- Director:太田 智之氏
- 株主構成:伊藤忠商事 51.44%、JOGMEC 48.56%
本事業の出資比率(2026年8月の売却前):
- 伊藤忠商事(日本):3.40%
- BP(英国):30.10%
- SOCAR(アゼルバイジャン):32.97%
- MOL(ハンガリー):8.90%
- TPAO(トルコ):6.53%
- ENI(イタリア):5.00%
- TotalEnergies(フランス):5.00%
- ONGC(インド):3.10%
- ExxonMobil(米国):2.50%
- INPEX(日本):2.50%
本記事はJOGMECの発表をもとに作成されています。
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