ドイツワインの収穫量予測は推定770万ヘクトリットル 過去10年平均を10%下回る
ドイツワイン・インスティトゥート(DWI)は、国内13のワイン生産地域から集計した最終的な収穫量予測を発表しました。今年のワイン生産量は推定770万ヘクトリットルにとどまる見通しです。前年と同水準である一方、過去10年間の平均収穫量を10%下回る水準となります。
主要3地域は干ばつの影響が限定的
ドイツの主要3ワイン生産地域では、今年の干ばつによる収穫量への影響は当初の懸念ほど深刻ではありませんでした。国内最大の生産地域であるラインヘッセンの収穫量は約230万ヘクトリットルで、前年並みとなる見込みです。第2位のファルツは約210万ヘクトリットルと予測され、前年の不作から12%増加する見通しとなっています。ただし、過去10年間の平均と比較すると、ラインヘッセンは8%、ファルツは5%少ない水準です。
第3位のバーデンにおける収穫量は約100万ヘクトリットルと予測されています。前年より3%増加するものの、過去10年間の平均を12%下回る見込みです。一方、ナーエ、ラインガウ、ヘッシッシェ・ベルクシュトラーセでは、前年に比べて収穫量が10%以上増加する見通しを示しています。なお、各地域の収穫量の差異には降雨の分布や土壌の保水力が影響しています。
モーゼルでの収穫量は約61万ヘクトリットルにとどまる見込みで、近年のなかでも特に少ない水準となります。フランケンでも収穫量は約32万6,000ヘクトリットルと予測され、前年を大きく下回る見通しです。過去10年間の平均と比べても20%少ない水準にとどまります。
ザクセンとザーレ・ウンストルートでも、前年に比べて収穫量が大幅に減少する見込みです。ただし、前年は両地域ともに平均を大きく上回る収穫量でした。
2026年ヴィンテージの品質は高く評価
生産量にばらつきがある一方、ドイツの13のワイン生産地域すべてにおいて、2026年ヴィンテージの品質は非常に高いと評価されています。ぶどうが十分に熟し、健全な状態で収穫されたことが要因です。
2026年ヴィンテージについては、香り豊かな白ワインや凝縮感のある赤ワインに加え、上質な甘口ワインの仕上がりが期待されています。
Wines of Germanyについて
Wines of Germanyは、ドイツワイン業界のコミュニケーションおよびマーケティングを担う組織です。ドイツ国内外において中立的立場でマーケティングを展開し、ドイツの13のワイン生産地域のワインの品質と販売を促進しています。
主な活動内容は以下の通りです。


- 広報業務
- 消費者対象のイベントやキャンペーンの実施
- 国内外の展示会への参加
- 生産者と連携したワイン業界関係者対象のワイン紹介や試飲会の実施
本記事はドイツワイン・インスティトゥート(DWI)の発表をもとに作成しました。
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