学校連絡サービス『sigfy』、GPT-4oでAI機能を大幅強化

株式会社Fusicが運営する連絡サービス『sigfy(シグフィー)』は、OpenAIが提供するGPT-4oのAPIを活用した『AIでメッセージ草案作成機能(β版)』と『AIでメッセージ確認機能(β版)』の提供を開始した。これにより、メッセージの草案作成や文章校正の精度が向上し、教職員の業務負担を大幅に軽減することを目指している。

『sigfy』では、これまでChatGPT 3.5 TurboAPIを活用し、『AIでメッセージ草案作成機能(α版)』と『AIでメッセージ確認機能(α版)』を提供してきた。2024年5月13日にOpenAIより新たにGPT-4oがリリースされたことを受け、GPT-4o APIへのアップグレードを行った。これにより、メッセージの草案作成時の生成速度やメッセージ確認・校正時の質が格段に向上したという。

特に注目すべきは、『AIでメッセージ確認機能』の大幅な性能向上だ。新たに提供するβ版では、文章中の誤字脱字や文法の誤りをより的確に検出し、具体的な修正内容とアドバイスを表示することが可能になった。文章校正の精度が高まったことにより、教職員の業務であるメッセージの草案作成やメッセージの校正作業の効率を大幅に向上させることができるとしている。

旧バージョン(ChatGPT 3.5 TurboAPI)の場合、文章の確認・校正はできるものの、指摘理由に具体性の不足が感じられるほか、確認・校正漏れが起こることがあった。一方、新バージョン(GPT-4o API)の場合、より正確に文章の誤字脱字の指摘や文章内容の改善・アドバイスを提案するようになったという。

『sigfy』は常に最新の技術を取り入れ、ユーザーのニーズに応えるサービス開発を続けている。今回のGPT-4oへのアップグレードもその一環として実施された。今後もユーザーの声に耳を傾け、期待を超えるサービスを提供していくとしている。

『sigfy』は、学校連絡を「安心」「便利」「楽」にできる連絡サービス。主な機能として、メッセージ送信機能、欠席遅刻連絡、アンケート機能がある。オプション機能では、集金機能や問合せ受付機能もあり、すべての利用者が安心安全に使いやすいサービスを提供している。現在、多くの高校・中学校・小学校・幼稚園・保育園などで利用されている。