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ミスミグループ本社、次世代基幹システムNEWTONを世界13か国・地域に導入完了

東京都千代田区に本社を置く株式会社ミスミグループ本社は、約6年をかけて全面刷新した次世代基幹システム「NEWTON」について、2026年9月にグローバル全13か国・地域の現地法人への導入を完了した。

代表取締役社長を清水新が務める同社は、2020年より同システムの開発を進めてきた。今回の稼働により、これまで数日から数週間を要していた大口注文の見積もりや調達が数分程度でオンライン完結するなど、利用者の時間的負担の軽減や社内業務の効率化が期待できるとしている。

開発の背景とNEWTONの概要

ミスミは、ものづくりの現場で必要とされる機械部品から工具・消耗品まで、4,000万点に及ぶ品揃えと800垓のバリエーションを展開している。事業拡大に伴う急激な品揃えの拡大が旧来の基幹システムにとって大きな負荷となり、新機能の開発速度を制約する要因になっていたという。

NEWTONは、顧客、サプライヤー、ミスミをつなぐプラットフォームとして機能する基幹システムである。機能を柔軟に組み合わせられるマイクロサービス構造を採用し、外部システムやAIエージェントとも安全にAPI接続できる拡張性を備えている。

また、グローバル800社以上のサプライヤー在庫とミスミの生産キャパシティをリアルタイムで統合し、機械部品などの生産間接材の複雑な注文をワンクリックで可能にしたサービス「D-JIT(ディージット)」(2024年4月より日本で本格運用を開始)の運用が可能となるほか、納期割引などの新サービス導入を迅速かつ容易にする基盤として位置付けられている。

刷新により実現する業務効率化と調達の迅速化

システムの導入により、数千点に及ぶ複雑な大口注文において、利用者はECサイト上で瞬時に納期回答を得られるようになった。さらに、AIチャットサービスとNEWTONのAPI連携により、発注後の変更・キャンセルが24時間365日自己解決できるようになり、待ち時間は85%減少、回答数は2.5倍、有人対応が必要なチャット件数は半減したとしている。

開発体制においても、開発スピードは3倍、開発コストは3分の1となった。

システム構造は、旧来の一枚岩(モノリシック)なシステムから、コア(SAP)を中心にマイクロサービスが周囲を取り囲むアーキテクチャへと移行した。外部システムとのAPI接続機能を活用し、4,000万点超の商品データベースを社外の生産管理システムとつなぐことで、見積もり・注文・納品情報の取得などを生産管理システム上で完結させ、購買DXの推進に取り組んでいる。

AI時代に向けた拡張性と今後の展望

NEWTONの導入により基幹データを参照・更新するためのAPIが整備され、同社は全社でAIを活用できる体制を実現しているという。

今後は、部品構成表(BOM)をアップロードするだけでAIが最適な部品を選び注文まで自動で完了させる「完全自動調達」の実現に向けた拡張性を整えているほか、サプライヤーが発注予定や在庫状況をリアルタイムで把握できる仕組みを整える。これにより、アグリテックやロボティクス、航空宇宙といった成長産業の顧客にも貢献できると見込んでいる。

発表元の概要

  • 社名:株式会社ミスミグループ本社
  • 本社所在地:東京都千代田区
  • 代表者:代表取締役社長 清水新
  • 事業内容:機械部品から工具・消耗品まで4,000万点超のグローバル製造・EC販売、デジタルマニュファクチャリングの展開
  • 企業情報URL:https://www.misumi.co.jp/
  • D-JIT詳細URL:https://jp.misumi-ec.com/pr/d_jit/

本記事は株式会社ミスミグループ本社の発表をもとに作成。

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