多摩川HD、福岡県みやま市の系統用蓄電所を取得完了し運転開始
株式会社多摩川ホールディングスは、子会社の株式会社多摩川エナジーが進めていた福岡県みやま市の系統用蓄電所の取得について、2026年8月31日付で引渡しが完了し、同日運転を開始したと発表した。同蓄電所は蓄電池出力約2MW、蓄電池容量約8MWの規模を備えている。同社グループは今後、需給調整市場への参入に必要な手続きや審査を進め、同市場での早期稼働を目指す。
系統用蓄電所取得の背景
多摩川ホールディングスグループはこれまで、太陽光、小形風力、地熱、小水力の各発電所開発(計408基/61,321.2kW、うち現在保有109基/5,871kW)を通じて再生可能エネルギーの普及を進めてきた。
同グループは、再生可能エネルギーのさらなる普及には電力の安定供給を支える系統用蓄電所の整備が不可欠であると認識し、事業用地および発電権利を取得して開発を進めてきた。2026年5月に購入を決定したみやま市の蓄電所は、2026年7月1日に電力系統との連系を完了していた。
中期経営計画の前倒しと今後の展開
2025年12月4日に公表された中期経営計画では、2027年10月期の途中で運転開始を計画していたため、今回の引渡し完了および運転開始により計画の前倒しが視野に入ったとしている。
なお、2026年10月期の連結業績への影響は織り込み済みとしている。同社グループは、2026年8月7日付で公表した三重県伊賀市の2基目の案件と合わせ、系統用蓄電所事業を推進し、再生可能エネルギー関連事業の拡大を通じて脱炭素社会の実現に貢献していく方針を示している。
福岡県みやま市の系統用蓄電所概要
- 所在地:福岡県みやま市瀬高町
- 電力エリア:九州電力
- 蓄電池出力:約2MW
- 蓄電池容量:約8MW
- 現状:蓄電池等必要な機器を設置済み
- 取得価額:約6.84億円
- 資金計画:自己資金および金融機関借入金
取得日程は以下の通り。
- 取締役会決議:2026年5月25日
- 売買契約締結:2026年5月25日
- 連系日:2026年7月1日
- 運転開始日:2026年8月31日
- 引渡日:2026年8月31日
本記事は株式会社多摩川ホールディングスの発表をもとに作成
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