カルビーポテトと帯広畜産大学、土壌改良資材量を算出するWebシステムを公開
カルビーポテト株式会社と国立大学法人北海道国立大学機構 帯広畜産大学は、土壌診断結果をもとに土壌改良資材の施用量を簡単に算出できるWebシステム『カチバラ』を開発し、カルビーポテト公式ウェブサイトにて公開しました。生産者が土壌分析結果の数値を入力するだけで、交換性陽イオンバランスを計算し、土壌改善に必要となる資材量の目安を簡単に算出できる仕組みです。
開発の背景と計算作業における生産者の負担軽減
持続可能な農業や収量・品質の安定化に向けて土づくりの重要性が改めて注目される一方、土壌診断結果をもとに適切な資材量を算出するには複数の分析値に基づく計算が必要となります。この作業が生産者にとって手間や時間の負担となる場合があることが課題となっていました。
2013年から取り組む共同研究の成果を現場へ普及
カルビーポテト株式会社と帯広畜産大学は、2013年より「持続的な加工用バレイショ栽培における適正施肥と土壌改良に係る技術普及」をテーマに共同研究を実施してきました。これまで、土壌診断に基づくリン酸・カリの減肥、土壌の陽イオンバランスと養分管理の最適化、品質向上に向けたカルシウム施肥の有効性の実証などに取り組み、その成果を生産現場へ普及させてきました。こうした研究成果をより多くの生産者の土づくりに役立ててもらうため、帯広畜産大学 環境農学研究部門の谷昌幸教授と共同でWebシステム『カチバラ』の開発に至りました。
Webシステム『カチバラ』の機能と由来
『カチバラ』という名称は、土壌中の陽イオンのバランスを意味する「Cation Balance(カチオンバランス)」に由来しています。
本システムでは、土壌中のカルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、カリウム(K)のバランスをもとに、必要な資材量を自動で計算します。さらに、圃場面積や改良期間などの条件を入力することで、実際の施用量の目安を確認することが可能です。システムは専用Webサイト(https://agri.calbee-potato.co.jp/)にて公開されています。
帯広畜産大学の谷昌幸教授によるコメント
開発を担当した帯広畜産大学 環境農学研究部門植物生産科学分野の谷昌幸教授は、土づくりにおいて何を目指し、どのような資材をどれだけ投入すればよいかの判断は容易ではないとした上で、「『カチバラ』は、土壌診断値と目標値を入力することで、必要な資材量の目安を簡単に算出できるよう開発したシステムです。土づくりの第一歩として活用いただきながら、最終的には土壌診断や作物の生育状況を確認し、ご自身の圃場に適した管理につなげていただければと思います」と述べています。

発表元の概要
- カルビーポテト株式会社:所在地は北海道帯広市、代表取締役社長は田崎一也
- 国立大学法人北海道国立大学機構 帯広畜産大学:所在地は北海道帯広市、学長は長澤秀行
本記事はカルビーポテト株式会社の発表をもとに作成しました。
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