コミチの調査でマンガ離れは6.7% 10代の44%が紙中心と回答
株式会社コミチは2026年11月2日、全国の15〜69歳の男女3,000人を対象とした「マンガ意識調査2026」の結果を公開しました。調査によると、過去1年にマンガを読んでいない人のうち「5年前より減った結果、読まなくなった」層は6.7%にとどまることがわかりました。また、マンガ読者の48.1%が紙と電子の両方を利用している実態などが明らかになっています。

調査結果によると、過去1年にマンガを読んだ人は51.5%、読んでいない人は48.5%でした。マンガを読んでいない人の内訳では、「5年前も今も読んでいない」人が32.8%を占めた一方、「5年前より減った結果、読まなくなった」人は6.7%にとどまりました。
なお、5年前の読書量は回答者本人の記憶にもとづく回答であり、「その他」(9.0%)は5年前との比較で「変わらない」と答えた読んでいない人が中心となっています。
紙と電子の併用が最多、コミックスとWebが拮抗


過去1年に読んだ媒体の割合は、紙のコミックスが34.4%、アプリ・Webマンガが34.1%、電子書籍が28.8%、紙のマンガ雑誌が17.6%でした。紙のコミックスとアプリ・Webマンガがほぼ同水準で読まれている一方、紙のマンガ雑誌はその半分程度となっています。
利用形態別では、読者の48.1%が紙と電子の両方で読んでいると回答し、電子のみ(30.0%)や紙のみ(22.0%)を上回りました。

作品との出会いはランキングや店頭が上位

作品を知ったきっかけについては、アプリ・電子書店のランキングが28%、書店の店頭が26%、SNSでの投稿・話題が22%と上位に並びました。出版社・作者の公式発信をきっかけに挙げた人は7%でした。
SNSをきっかけとして挙げた割合には世代差がみられ、10代(15〜19歳)が37%だったのに対し、50代以上は10%でした。
10代の紙志向とAI制作マンガへの抵抗感
マンガの読み方について「紙が中心」(どちらかといえば紙を含む)と回答した読者は、10代(15〜19歳)で44%となり、20代(29%)を上回りました。紙で読む理由として「所有して手元に残したい」を選んだ10代は59%で、全年代で最も高い割合となっています(10代の読者は119人)。
また、AIが制作に関わったマンガに対して「抵抗がある」と答えた人は、10代(15〜19歳)で50%、60代で24%でした(10代は読まない人を含むn=207)。マンガを読む人では39%、読まない人では26%となり、マンガを読む層ほど抵抗感が強い傾向が示されています。
調査概要と会社概要
「マンガ意識調査2026」は、マンガ読者に限定しない全国の15〜69歳の男女を対象に、マイボイスコム株式会社の「マイボイスパネル」を利用したインターネット調査として2026年10月2日〜5日に実施されました。有効回答数は3,000人(うち過去1年にマンガを読んだ人は1,544人)で、性別・年代を人口構成比に合わせて回収されています(地域割付およびウェイトバック集計はなし。構成比は四捨五入のため合計が100%にならない場合があります)。
調査を実施した株式会社コミチの概要は以下の通りです。
- 会社名:株式会社コミチ
- 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
- 代表者:代表取締役 萬田大作
- 事業内容:マンガプラットフォーム事業
- URL:https://comici.co.jp
なお、調査データの図表や解説資料、CSVデータは同社サイト(https://comici.co.jp/manga-survey)で提供されており、2026年11月20日開催予定の「IMART 2026」(国際マンガ・アニメ祭 Reiwa Toshima)のセッションでも本調査結果の一部が取り上げられる予定です。
本記事は株式会社コミチの発表をもとに作成しています。
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