新上五島町とトヨタ・コニック・プロ、e-Palette活用などの実証を実施へ
トヨタ・コニック・プロ株式会社は、長崎県南松浦郡新上五島町が実施するモビリティサービスの実証に参画しています。新上五島町役場を実施主体とし、地元交通事業者や協力企業と連携して行われる取り組みで、住民の日常移動と観光客の周遊という異なる移動需要への対応を目指しています。
青方地区でグリーンスローモビリティを活用した「アオカゼライド」を有償実証へ移行するほか、トヨタ自動車株式会社の「e-Palette」を活用した「はまぐりループ」と「頭ヶ島ツアー」を運行します。
新上五島町における暮らしと観光の移動課題

新上五島町では、高齢化や路線バスの縮小・廃止などが進む中、郊外と中心地を結ぶ広域公共交通が整備されてきました。一方で、まちなかの病院や商業施設などを結ぶ、徒歩での移動が難しい住民の日常移動には課題が残っています。さらに観光面においても、観光客が公共交通だけでは町内を十分に周遊しにくいという観光二次交通の課題を抱えています。
こうした住民と観光客の移動需要に対応するため、新上五島町とトヨタ・コニック・プロは、青方・有川地区における「アオカゼライド」、有川港と蛤地区を結ぶ「はまぐりループ」、有川港と頭ヶ島を結ぶ「頭ヶ島ツアー」の三つのモビリティサービスに取り組んでいます。
青方地区のアオカゼライドを有償実証へ移行
青方地区では、トヨタ自動車が開発・支援する地域創生DX・MaaSプラットフォーム「Smart GOTO」を補い、まちなかの移動を支えるため、昨年度からグリーンスローモビリティを活用した実証に取り組んでいます。地元高校生が名付けた「アオカゼライド」は、昨年度の実証期間中に1日平均58.5人が利用しました。
本年度は2026年9月1日から無償実証を再開しており、2026年11月16日から有償実証へ移行します。有償実証では1回100円、高校生以下は無料、1か月当たりの利用料金の上限を2,000円に設定します。2027年1月29日の有償実証終了後も有償での運行を継続する予定で、住民の生活交通としての定着を目指すとしています。
また、有川地区でも2026年10月1日から無償実証を行っており、移動需要を把握した上で2027年度の導入を検討します。
e-Paletteを活用したはまぐりループと頭ヶ島ツアー

2026年11月1日から11月30日まで、有川港と蛤地区を結ぶ「はまぐりループ」を平日に運行します。e-Paletteを活用して移動を支えながら新たな交通手段としての利用ニーズを検証します。車両の呼び出し端末には地元高校生と企画・制作したイラストマップを採用するほか、車内では位置情報に応じて周辺の観光情報やおすすめ店舗を紹介する音声ガイドツール「TOYOTA CONIQ GUIDE(仮称)」を活用します。「TOYOTA CONIQ GUIDE(仮称)」は、ヤマハ発動機株式会社のモビリティ向け位置情報サービス「Mobilit.E.S(モビリテス)」を活用し、トヨタ・コニック・プロとヤマハ発動機が共同開発を進めているものです。


同じく2026年11月1日から11月30日までの土・日・祝日には、有川港と世界文化遺産を有する頭ヶ島を結ぶ「頭ヶ島ツアー」を1日2便、事前予約制で運行します。e-Paletteを活用し、観光客の周遊を支える新たな観光二次交通のあり方を検証します。




なお、新上五島町での移動を支える仕組みとして、トヨタ・コニック・プロが提供する移動サービスシステム「トヨタ コニック ライド」の「固定ルート式呼出し」が提供されています。
- 社名:トヨタ・コニック・プロ株式会社
- 設立:2021 年 1 月(創立 1949 年 3 月)
- 資本金:50 百万円
- 株主:トヨタ・コニック株式会社(100%)<トヨタ・コニック株主:トヨタ自動車株式会社(66%)、株式会社電通グループ(34%)>
- 代表者:代表取締役社長 武田 淳一郎
- 本社:東京都千代田区
- 事業内容:トヨタ自動車およびトヨタグループのブランディング・マーケティングコミュニケーション事業、モビリティ領域から広がる新たなビジネス創造など
- ウェブサイト:https://toyotaconiq-pro.co.jp
本記事はトヨタ・コニック・プロ株式会社の発表をもとに作成されています。
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