八楽、ヤラク翻訳Ver.6.1を2026年11月1日にアップデートへ
八楽株式会社は、AI翻訳ワークスペース「ヤラク翻訳」を2026年11月1日にVer.6.1へアップデートする。翻訳の目的や読み手をAIに伝える「スタイルガイド」と、誤訳を自動で見直す「AIチェッカー」が新たに追加される。あわせて、スマートサジェスト機能やPowerPointファイル翻訳機能の改善も行われる予定だ。
目的や文体を指定するスタイルガイド機能

スタイルガイドは、誰に向けた文書かやどのような文体にするかといった項目を選択することで、目的に合わせた訳文を出力させる機能である。原文を入力するとAIが質問を行い、その回答をもとにスタイルガイドを自動作成することもできる。これまでの「プロンプト」はスタイルガイドに引き継がれる仕組みで、生成AIエンジンで翻訳する場合にすべてのプランで利用できる。
AIによる翻訳作業において、目的に合った訳文を得るための指示作成や、翻訳後に誤訳を探して修正するポストエディット作業が利用者の負担になっていたことが開発の背景にある。
誤訳を自動修正するAIチェッカー
AIチェッカーは、翻訳完了後の訳文をAIが確認し、数字の誤りや訳し漏れ、用語や文体のずれを自動で修正する機能である。修正の理由は画面に表示され、いつでも元の状態に戻すことができる。スタイルガイドの内容を参考にするため、契約書は細かく確認し、社内向けの文書は重要な点のみを確認するといった文書に応じた対応が可能となる。
日本語から英語へのテストデータ20件を用いた社内評価では、AIチェッカーにより誤訳の80〜90%を検出し、訳文の手直しの量を約41%削減した。なお、AIチェッカーはカンパニープランおよびエンタープライズプランで利用可能となっている。

プロダクトマネジメントチームの平岡裕資氏は、これからの翻訳で人が担う役割について、出てきた訳文を修正すること以上にどのような翻訳が必要かを決めることであるとし、今回の機能アップデートでその考え方を形にしたと述べている。
訳文の一部を選択するとAIが言い換え候補を提示して置き換えられるスマートサジェスト機能は、すべての言語に対応し、単語だけでなく語句や文全体にも利用できるよう改善される。
また、PowerPointファイルの翻訳機能においては、翻訳後も元のファイルの書式が崩れにくくなるほか、翻訳にかかる時間が従来の約8分の1から10分の1ほどに短縮される。なお、短縮の度合いはファイルの内容やサイズによって異なる。
八楽株式会社の概要
- 所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5リンクスクエア新宿16階
- 代表取締役:坂西 優
- 事業内容:生成AIを活用したAI翻訳ワークスペース「ヤラク翻訳」の開発・提供
- URL:https://www.yaraku.com
本記事は八楽株式会社の発表をもとに作成。
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