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PXI製品を遠隔制御するPickering Remote Gatewayを発表

電気テストや検証向けソリューションを手がける英国のピカリング インターフェースは、gRPC(Google Remote Procedure Call)をベースにしたソフトウェアであるPickering Remote Gatewayを発表しました。このソフトウェアにより、異なるコンピュータ上で動作するアプリケーションを通じ、複数のOSやプログラミング言語の環境から同社のPXI/PXIe製品を遠隔制御できるようになります。テスト機器を被測定デバイスの近くやラックに設置したままネットワーク経由で操作可能となり、自動検証や生産テスト、分散開発における作業の柔軟性向上が期待されます。

Pickering Remote Gatewayを導入することで、テスト・ハードウェアを被測定デバイスの周辺や中央ラボのラックに配置した状態のまま、ネットワーク接続されたワークステーションからテスト・アプリケーションを実行できます。シャーシに接続されたコントローラ上で個別にアプリケーションを動かす必要がなくなり、チーム内でテスト・リソースを共有しながら自動検証や生産テスト、分散開発を進めることが可能になります。

同ソフトウェアは、ホストPCまたは組み込みコントローラ上で動作するgRPCデバイス・サーバーを介してドライバAPIを公開する設計となっています。リモートからの要求がローカルのドライバに引き渡されるため、既存のハードウェアやドライバ資産をそのまま生かせます。ドライバのインストールが必要なのはホスト・システムのみであり、クライアント・システム側にドライバ・スタック一式を導入する手間を省くことができます。

同社のソフトウェア・マネージャーであるAlexander Jaiboy氏は、テスト環境のOSや言語が多様化しても共通ハードウェアへアクセスするニーズは変わらないとしたうえで、必要な場所にハードウェアを置いたまま遠隔実行できるため、既存のPXIシステムを使った作業の自由度が高くなると説明しています。

多言語環境と最新アーキテクチャへの統合

サーバー環境としてWindowsおよびLinux向けが用意されているほか、リモート・インターフェースを定義するProtocol Buffers(.proto)ファイルが提供されます。これにより、Python、C#、Go、Javaなど、gRPCとProtocol Buffersをサポートする多様な言語に対応したクライアント・コードを生成できます。開発チームは任意のツールを用いて、混在するソフトウェア環境へ計測器制御を組み込むことが可能です。

オープンソースのgRPCフレームワークとHTTP/2通信プロトコルを採用したことで、PXIテスト・システムにおいてサービスベースのインターフェースが活用できるようになります。テスト・ルーチン、ユーザー・インターフェース、分析、オーケストレーションを計測器制御用ホストから分離して実行できるため、分散型アーキテクチャやクラウドホスト型アプリケーション、自動化された開発パイプラインとの連携にも対応します。

対応機器については、ピカリングのPXIドライバがサポートするすべての製品が対象です。複数メーカーの機器が混在しているシャーシ構成であっても、本ゲートウェイを通じて対象となるピカリング製ハードウェアへリモート・アクセスできます。

提供形態とピカリング インターフェースについて

サーバー・ソフトウェア、プロトコル・バッファ・ファイル、ユーザーマニュアルは、同社のダウンロード・サイトから入手できます。製品の詳細情報は公式Webサイト( https://www.pickeringtest.com/ja-jp )で確認できます。

ピカリング インターフェースの概要は以下の通りです。

  • 本社所在地:英国、クラクトン・オン・シー
  • 事業内容:電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計・製造
  • 主な対応規格:PXI、LXI、PCI
  • 主な採用分野:自動車、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業、通信、医療、半導体など
  • 拠点体制:米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国、マレーシアでの直接営業活動、ならびに北/中南米、欧州、アジア各国での代理店展開
  • 日本総代理店:アンドールシステムサポート株式会社( https://www.andor.jp/ )
  • 会社詳細情報:https://www.pickeringtest.com/ja-jp/

本記事はピカリング インターフェースの発表をもとに作成されています。

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