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AlonAlon那部智史理事長、第27回ヤマト福祉財団小倉昌男賞を受賞

公益財団法人ヤマト福祉財団が主催する第27回ヤマト福祉財団小倉昌男賞を、NPO法人AlonAlonの那部智史理事長が受賞した。同賞は、障がい者の就労支援や福祉向上において特に顕著な功績をあげ、自立と社会参加の推進に貢献した個人に贈られる顕彰制度である。胡蝶蘭栽培の科学的なマニュアル化や企業連携を通じた高水準な工賃の達成などが、時代に合わせた障害者福祉のあり方として評価された。

職人技のマニュアル化と循環型モデルの構築

那部智史氏は、自身の息子の特別支援学校卒業後に就労継続支援B型事業所を利用した経験から、福祉業界における低工賃や低就職率といった構造課題を痛感し、経営していたIT企業を売却してNPO法人AlonAlonを設立した。

今回の選考では、プロの職人技が必要とされる胡蝶蘭栽培を科学的に分析・可視化した「30工程/6難易度(A〜F)」モデルの構築が高く評価された。この仕組みでは、就労継続支援B型事業所でA〜C工程の技術を習得させ、C難度をマスターした利用者をパートナー企業へ就職させた上で、元利用者が企業の雇用枠として高度なD〜F工程を担うという循環型モデルを実現している。支援を受ける存在から自ら稼ぎ納税する存在へと転換させる「タックスイーターからタックスペイヤーへ」の理念の実践として位置づけられている。

企業連携による高水準な工賃実績

胡蝶蘭鉢のパイオニアである第一園芸株式会社(2025年より雇用開始)をはじめ、2026年8月現在で25社が同様に生産を行うビジネス基盤が確立されている。

こうした取り組みにより、就労継続支援B型事業所の月額平均工賃は2025年に63,538円を記録し、2026年6月には単月最高工賃94,889円を達成した。

地方都市への展開と今後の展開

同法人のノウハウは地方都市へも移植されている。北九州市の就労継続支援B型事業所「Aimowl(アイモール)オーキッドガーデン」では、開所から18ヵ月で月額平均工賃42,000円超を記録し、利用者のうち3〜4名の企業就職を実現した。

受賞にあたり那部智史理事長は、「福祉を『お世話するもの』から『市場で 勝ち選ばれるビジネス』へと変革し、障がいのある方が誇りと生きがい、そして自活できる収入を 得られる社会づくりを、これからも全国へ拡大してまいります」とコメントしている。

法人概要

  • 法人名:NPO法人AlonAlon
  • 代表者:理事長 那部智史
  • 住所:〒299-4502千葉県いすみ市岬町中原3863-61TaitoStyle D-02
  • TEL:0470-62-6215
  • 問い合わせ先:p-info@alonalon.or.jp
  • URL:https://alonalon.or.jp/

本記事はNPO法人AlonAlonの発表をもとに作成。

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