株式会社Shake、中小107社の求人データ分析で応募単価中央値3,193円と発表
求人媒体の運用代行サービス「HRShaker」を展開する株式会社Shakeは、採用支援を行う中小企業107社の運用データをもとにした採用コストの分析結果を公表した。各種調査で示される中途採用1人あたりの平均コスト103.3万円に対し、同社が支援する企業における応募1件あたりの広告費(応募単価)は企業別中央値で3,193円だったとしている。
一般的な相場と実測データの比較

マイナビ「中途採用状況調査」などの各種採用コスト調査によると、中途採用1人あたりのコストは平均103.3万円で、相場は80〜130万円とされている。採用手法別では、人材紹介経由が平均372.1万円、ダイレクトリクルーティングが232.7万円となっている。

株式会社Shakeは、こうした相場の数字によって中小企業に採用の諦めや撤退が生じていると指摘する一方、同社が支援する中小企業107社の求人運用データでは相場観と異なる水準がみられるとして、その差異を分析した。
応募単価の実測値と外部データとの違い

中小企業107社の実測において、応募1件の獲得にかかった広告費を示す応募単価は、企業別中央値で3,193円、全体平均で2,254円だった。
同社はこの実測値と外部調査の平均103.3万円を直接比較することはできないとしている。その理由として、3,193円は「応募1件」の単価であるのに対し、103.3万円は選考や辞退などの歩留まりを経た「採用1人」のコストである点を挙げている。また、外部調査の採用コストには人材紹介手数料や採用担当者の人件費・選考コストが含まれる場合がある一方、同社の実測は求人プラットフォームの広告費のみである点も説明している。


歩留まりを踏まえた採用単価の試算
同社が実測の中央値3,193円をもとに、歩留まりを保守的に置いた広告費ベースの採用1人あたり単価を試算したところ、応募50件でようやく1名を採用できると仮定した場合でも、広告費ベースの採用単価は約16万円となった。選考にかかる社内人件費を上乗せした場合でも、人材紹介の平均372.1万円との間には開きが残るとしている。
人材紹介には母集団形成の代行やスクリーニング済み候補者と面談できる価値があり、専門職や幹部採用では金額に見合う場面も多いとしつつ、職種や難易度と無関係に手法が選ばれている点に問題があるとしている。
手法を選ぶ前の4ステップ
同社は、手法を選択する前に自社の応募単価を把握するための手順として以下の4つのステップを提示している。
- 職種ごとに手法を分ける(接客・製造・配送等、応募が集まりやすい職種まで人材紹介に頼っていないか棚卸しする)
- 自社の応募単価を測る(運用型求人を3ヶ月運用して実測する)
- 歩留まりも自社数字で置く(応募から面接、内定、入社の各段階の通過率を記録し、試算を自社版に置き換える)
- 「103万円」を比較対象に使う(手法の選択次第で相場を大きく下回れる可能性がある一方、下回れない職種があることも認識する)
調査概要
- 分析主体:HRShaker(株式会社Shake)
- 分析対象:当社が採用支援を行う中小企業107社のIndeed・Airワーク採用管理の運用データ(求人原稿5,578本、求人表示回数6,090,817回、クリック数368,940回、応募数7,003件、広告費計15,785,475円)
- データ期間:2025年5月〜2026年8月
- 注記:応募数はWeb経由の応募のみを計上しており、電話応募等は含みません。数値は小数第2位を四捨五入。企業別指標は数値データが取得できた95社を対象に算出。歩留まり仮定別の採用単価は実測値(応募単価中央値)に仮定を乗じた試算であり、実際の採用実績値ではありません
会社概要
- 会社名:株式会社Shake
- 所在地:富山県富山市上袋599−1/東京都目黒区青葉台2-17-11 202
- 代表者:西野集
- 事業内容:中小企業向け採用支援サービス「HRShaker」の運営
- 会社URL:https://shakeinc.co.jp/
本記事は株式会社Shakeの発表(外部データ出典:マイナビ「中途採用状況調査」ほか各種採用コスト調査)をもとに作成されています。
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