第6世代AMD EPYC搭載のHPE ProLiant Gen13が順次出荷へ
東京都江東区に本社を置く日本ヒューレット・パッカード合同会社(代表執行役員社長:望月 弘一)は、第6世代AMD EPYC™ サーバーCPUを搭載したHPE ProLiant Gen13サーバーの第1弾となる4製品を発表した。新システムはコンピュート、メモリ、I/Oの機能を強化し、Agentic AIや推論、分析、仮想化、シミュレーション、モデリングの高速化を支援する。セキュリティの強化と運用の簡素化を図り、分散IT環境全体で高い信頼性を提供するとしている。

今回発表されたHPE ProLiant Gen13サーバーは、AMD EPYC™ 9006 SP7 サーバーCPUを搭載し、高負荷な処理を担うエンタープライズやHPC環境向けに設計されている。ラインアップは以下の4機種である。
- HPE ProLiant DL585a Gen13サーバー:最大8基のダブルワイドPCIe GPU、2基のAMD EPYC™ 9006 SP7 サーバーCPU、PCIe Gen6接続をサポートする高密度プラットフォーム。AI推論、仮想化、RAG(検索拡張生成)、モデルのファインチューニング、分析、Agentic AIに向け、GPU利用率やトークンスループット、PCIe帯域幅の最大化を図る。
- HPE ProLiant DL525 Gen13サーバー:最大256コアのAMD EPYC™ 9006 SP7 サーバーCPUを1基搭載する1U、1ソケットシステム。DDR5およびMRDIMMをサポートする高帯域16チャネルメモリとPCIe Gen6接続を備え、不正検知や市場データ処理、シミュレーション、AI推論などのワークロードに適している。
- HPE ProLiant XD245 Gen13サーバー:Open Compute Project(OCP)に準拠し、1オープンラックユニット(1OU)に4ノードを搭載する直接液冷方式を採用。最大8基のAMD EPYC™ 9006 SP7 サーバー向けCPUを搭載する。
- HPE ProLiant XD285 Gen13サーバー:OCPに準拠し、2オープンラックユニット(2OU)に2ノードを搭載する空冷方式を採用したモデル。
HPE ProLiant Gen13は、HPE Integrated Lights-Out 8(iLO 8)によるセキュリティの自動化と、HPE Compute Ops Managementを組み合わせている。2026年10月7日時点で競合他社5社を参照したHPE独自調査に基づく業界初機能として、以下の機能を実装する。
- 自己暗号化ドライブ(SED)に保存されたデータを初回起動時から自動保護するSED自動暗号化サーバー機能
- システムへの影響が大きい操作を実行する際に2人のユーザーによる承認を必須とする複数人承認(MPA)
- ファームウェア領域から拡張し通信経路を保護する耐量子暗号(PQC)対応
さらに、HPEのSilicon Root of Trustを基盤とするコンポーネント検証により、部品の追加や交換時の真正性と完全性を確認する。また、HPE Compute Ops Managementを利用する組織では、サーバー管理に要する時間が50%削減され、209%のROIを達成したとしている(Forrester Consultingが2026年9月に実施した、インタビューに基づく複合組織での3年間の試算調査による)。
出荷時期と導入支援プログラム
各製品の出荷開始時期は以下の通り予定されている。
- HPE ProLiant DL525 Gen13サーバー:2026年後半に出荷開始予定
- HPE ProLiant DL585a Gen13サーバー:2027年初頭に出荷開始予定
- HPE ProLiant XD245およびXD285 Gen13サーバー:2027年に出荷開始予定
なお、HPE Financial Servicesの90/9 Advantageプログラムを通じた導入にも対応する。本プログラムでは導入後90日間は支払いが不要となり、続く9か月間は機器本体価格の1%の月額で利用可能となっている。
本記事は日本ヒューレット・パッカード合同会社の発表をもとに作成。
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