ヴァレオ、IAA 2026で商用車向け電動化・自動運転の最新技術を出展へ
自動車・商用車技術を手がけるヴァレオは、独ハノーバーで9月14日から20日まで開催される「IAA Transportation 2026」に出展し、大型トラックおよび小型商用車向けの最新ソリューションを展示する予定です。同社は電動化やレベル4自動運転までの先進運転支援システム(ADAS)、ソフトウェア・ディファインド・ビークル(SDV)技術における製品群を紹介します。長距離トラック輸送からラストマイル配送までの物流チェーンを支える技術や、部品再製造(リマニュファクチャリング)による環境負荷低減の取り組みも公開します。
安全性を高める自動運転・ADASおよびSDVソリューション
ヴァレオは、商用車向けに夜間の視認性を高めるアダプティブ・ドライビング・ビーム(ADB)技術や、GSR IIおよびNCAP 2026規格に適合する高度ドライバー・モニタリング・システム(DMS)を展示します。
自動運転およびSDV分野では、LiDARやカメラ用の洗浄システムを含むセンサーラインナップをはじめ、独自の「Truck Valeo Smart Safety 360 (VSS360)」やADASドメインコントローラーなどの演算ユニットポートフォリオを紹介します。また、AIを活用した認識・意思決定機能やクラウド連携機能などを備えるソフトウェア群「ヴァレオ anSWer」も公開する予定です。
同社のチーフ・セールス&ビジネス・デベロップメント・オフィサーであるデトレフ・ユールス氏は、前回のIAA以降すべての参入セグメントで受注が増加しているとし、特に電動化や自動運転、ソフトウェア駆動トラックにおけるセンサーやコンピューティング技術への需要の高まりに言及しています。
電動化技術の領域では、電動バス・トラック向けインバータ一体型電動コンプレッサ「EDC-120」のほか、スマートヒートポンプ、高電圧クーラントヒーター、インバータ/車載充電器などのサーマルシステムおよびパワートレイン製品を展示します。
車両の効率性と視認性を支援する装備として、トラック用「AquaBlade™」ワイパーシステムや高性能ライティングモジュールを提案します。さらに、先進的な暖房・換気・空調(HVAC)システムや、21.6インチの4K曲面タッチスクリーンディスプレイなど、キャビン内の快適性と操作性を高めるソリューションも披露します。
都市部における貨物モビリティ向けには、「Cyclee™ by Valeo」ブランドの技術を紹介します。48Vモーターと7速オートマチックトランスミッションを統合し、最大250kgの貨物運搬に対応する「GO7 Gen4 ドライブ・ユニット」や、2インチのタッチディスプレイを備えた「新型PixelRide HMI」を展示します。
持続可能性に向けた取り組みとしては、部品を再製造する「REMAN 2.0」プログラムを展開しています。クラッチやブレーキキャリパー、エアコン用コンプレッサーなどの主要4カテゴリで6,000品番以上を揃えるほか、NOxセンサーやインバータなどの電子・電動化部品にも対象を拡大しており、平均して素材の80%以上の再利用を目指しています。




- 従業員数:約100,000名(2026年2月26日時点)
- 拠点展開:29カ国に149カ所の生産拠点、59カ所の研究開発センター、19カ所の物流プラットフォーム
- 売上高:209億ユーロ(2025年)
- 上場市場:パリ証券取引所
本記事はヴァレオの発表をもとに作成しました。
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