NEDOと工学院大学、大学発スタートアップ創出に向け相互協力の覚書を締結
NEDOと学校法人工学院大学は、工学院大学発スタートアップの創出に向けた支援や産学連携支援などに連携して取り組むため、相互協力の覚書を10月29日に締結した。NEDOと大学による起業家支援の相互協力を含む覚書の締結は今回で23校目となる。両者は今後、スタートアップやオープンイノベーションに関わる人材育成、イベント開催、研究者と企業のマッチング支援などを進める予定だ。
覚書締結の背景と工学院大学の取り組み
産業技術のイノベーションにおいて大学が持つ知的財産や技術シーズへの期待が高まるなか、技術シーズの社会実装に向けた大学発スタートアップの創出・育成が重視されている。
工学院大学は近年、起業アイデア・シーズ発掘からワークショップ、ビジネスピッチコンテスト、PoC資金獲得支援までの一気通貫の支援プログラムを展開してきた。令和7年度東京都大学発スタートアップ創出支援事業への採択を機に活動を加速させ、株式会社日本総合研究所が実施する東京都のアクセラレーションプログラム「Tokyo Technology Commercialization Program(TTCP)」や、NEDOの起業家候補人材育成支援プログラム「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)」の採択者を輩出している。さらに、2019年には学内に「八王子市新産業創出センター」を開設し地域新産業の創出に貢献しているほか、今後は教職員や学生などが設立した企業を「工学院大学発スタートアップ」として認定する制度の整備も進めるとしている。
相互協力における5つの支援内容
今回の覚書締結に基づき、両者は以下の内容で連携を進める。
- 研究者と企業などとのマッチング支援:NEDOウェブサイトへの大学シーズ掲載で相互連携を図る。
- NEDO事業に係るセミナー、情報交換の実施:NEDO事業への有望な提案の応募促進に向け、情報交換を行う。
- NEDOカタライザーの派遣:工学院大学発スタートアップや起業を目指す人からの相談に対し、NEDOが委嘱したスタートアップ支援経験の豊富な有識者「NEDOカタライザー」を派遣する。
- 研究開発型スタートアップのための伴走支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成:NEDOの支援人材育成事業や「オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)」の活動へ工学院大学からの人材受け入れを推進し、伴走支援やオープンイノベーションに資する人材を育成する。
- 大学発スタートアップなどに対するイベントなどの支援・連携:成功事例やロールモデルの創出に向け、大学などが実施する各種イベントなどを支援する。
覚書締結は23校目、全国の大学と連携拡大
NEDOは大学発スタートアップや起業家への支援に積極的な大学との相互協力を強化しており、工学院大学との合意により覚書締結は23校目となった。
これまでNEDOと覚書を締結した22の大学(締結順):
- 北海道大学
- 九州大学
- 広島大学
- 東北大学
- 名古屋大学
- 神戸大学
- 東京科学大学(旧東京工業大学)
- 山口大学
- 山形大学
- 徳島大学
- 信州大学
- 大阪大学
- 金沢大学
- 千葉大学
- 東京農工大学
- 鹿児島大学
- 芝浦工業大学
- 沖縄科学技術大学院大学
- 横浜国立大学
- 大阪公立大学
- 北陸先端科学技術大学院大学
- 茨城大学
本記事はNEDOおよび工学院大学の発表をもとに作成。
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