CROOZ Hotel、客室滞在プログラムを開始 第一弾は出張型リラクゼーション
クルーズ株式会社の100%子会社であるCROOZ Hotel株式会社は、ラグジュアリーアパートメント『SHOGUN PRIVATE RESIDENCE』において、客室を起点に滞在体験を設計する独自プログラム『インルーム・プライベートエクスペリエンス』を始動した。その第一弾として、『SHOGUN PRIVATE RESIDENCE Shibuya Miyashita Park』でプロのセラピストによるリラクゼーションサービスの提供を開始した。同社は今後オープンする同ブランドの各施設でも順次サービスを展開していくとしている。
客室内で施術が完結する出張型リラクゼーション
『インルーム・プライベートエクスペリエンス』の第一弾として導入されたのは、プロのセラピストが客室を訪問して施術を行う出張型のリラクゼーションサービスである。利用者は観光や買い物を終えた後、外出することなく客室のプライベートな空間で施術を受け、そのまま休むことができる。
利用時間は昼12:00~翌朝5:00に設定されており、夜遅くまで東京の街を楽しむ旅行者や時差のある海外滞在者など、多様な滞在スタイルに対応する。東京の高級ホテルでも実績と経験を持つセラピストが担当し、英語サポートや主要クレジットカード決済に対応するほか、チップ不要・出張費込みの明朗な料金体系を採用している。利用料金は90分 17,600円(税込・出張費込み)で、対象施設はSHOGUN PRIVATE RESIDENCEとなっている。
滞在や体験を重視するインバウンド消費の動向
今回のプログラム展開の背景には、訪日外国人旅行者の消費傾向の変化がある。国土交通省 観光庁の「インバウンド消費動向調査」によると、2025年の訪日外国人旅行消費額は2024年比16.4%増の9兆4,549億円に達し、過去最高を更新した。訪日外国人(一般客)1人当たりの旅行支出も22万9千円(2024年比0.9%増)と高水準で推移している。
コロナ前の2019年(4兆8,135億円)と比較すると、消費額全体は約1.96倍に拡大した。費目別に見ると、宿泊費は2019年の1兆4,132億円(構成比29.4%)から2025年には3兆4,578億円(構成比36.6%)へと拡大し、構成比が7.2ポイント上昇した。一方、買物代は2019年の1兆6,690億円から2025年には2兆5,541億円へと増加したものの、構成比は34.7%から27.0%へ7.7ポイント低下している。同社は、旅行消費が物品の購入だけでなく滞在場所や体験へとシフトしている流れを捉え、客室を新たな体験の入口とする取り組みを進める。
不動産ストックの活用とグループ宿泊需要への対応
CROOZ Hotel株式会社では、築年数が経過した中小規模ビルなどの既存不動産を宿泊施設へとコンバージョンする事業を展開している。既存建物の有効活用により環境負荷を抑えつつ、駅近の好立地ビルをリノベーションし、最新テクノロジーを活用した無人・省人化運営を組み合わせる。
また、訪日外国人旅行者数は2025年に年間4,268万人を記録し、政府の「観光立国推進基本計画」では2030年に訪日客数6,000万人を目指す目標が掲げられている。訪日外国人の約6割が家族や親族、友人などのグループで来日しているとされる一方、都心部の既存ホテルはシングルやツインルームが主体であることから、同社では6名以上で泊まれる広さの客室を中心とした施設展開を行っている。
会社概要
- CROOZ Hotel株式会社
代表取締役社長:稲垣 佑介 所在地:東京都渋谷区 事業内容:ラグジュアリーアパートメント『SHOGUN』やアパートメント『KOALA INN』の企画・開発・運営を行うホテルコンバージョン事業 URL:https://croozhotel.co.jp/
- クルーズ株式会社
代表取締役社長:小渕 宏二 所在地:東京都渋谷区 URL:https://crooz.co.jp
本記事はCROOZ Hotel株式会社およびクルーズ株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



