木曽岬町がふるさと納税未来創造AWARD2026子ども・学び推進賞にエントリー
一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアムは、2026年11月19日(木)に開催する「ふるさと納税未来創造AWARD2026」において、三重県木曽岬町が「子ども・学び推進賞」にエントリーしたと発表した。三重県内で最も外国人住民の比率が高い木曽岬町は、ふるさと納税の寄附金を活用し、多文化共生をテーマとした絵本を制作して町内の子どもたちへ無償配布する取り組みを進めている。寄附金は絵本制作のほか、町内のこども園における保育環境の整備などにも充てられている。
多文化共生を伝える絵本制作と子育て環境の整備
木曽岬町では外国人住民の比率が三重県内で最も高く、住民からは文化や習慣の違いへの不安が寄せられる一方、外国人住民からは地域住民との交流や日本について学びたいという声が上がっていた。こうした双方の思いに応えるため、町は今年6月から日本語教室を開始したほか、言葉の壁を越えて誰もが笑顔で暮らせる町を目指し、多文化共生をテーマにした絵本づくりに取り組んでいる。
絵本は、町のシンボルである2本のメタセコイアの木と鳥たちの物語を通じて多文化共生や共存の大切さを学べる内容となっており、主人公の名前を町民から募集するなど町ぐるみで制作が進められている。完成後は町内の園児や小中学生へ無償で配布される予定で、制作を手がける絵本作家のはっとりひろき氏は、少しの勇気を出して自ら相手を知ろうとすることの大切さを込めているとしている。
また、ふるさと納税の寄附金は町内のこども園におけるおむつの無償化や、登降園・出欠状況を管理できるシステムの導入などにも活用されている。こども園の現場からは業務効率化につながったとの声が寄せられており、子育て環境の整備が進められている。
木曽岬町の地域的背景
木曽岬町は木曽川の流れが伊勢湾へとつながる河口部に位置し、春には鍋田川堤防に約4キロメートルにわたる桜のトンネルが広がる自然豊かな地域である。
温暖な気候と木曽川の水に恵まれ、米、海苔、うなぎなどの農水産物が育まれるなか、特にトマトは町のブランドへと発展している。町内には天然温泉も湧き、水郷や輪中の伝統を受け継いでいる。
返礼品競争から使い道の可視化を目指す表彰イベント
ふるさと納税未来創造AWARDは、寄附者が抱く地域応援の想いを可視化し、返礼品ではなく寄附金の使い道に焦点を当てた表彰イベントである。2008年に始まったふるさと納税は2024年度に寄附額が1兆円を超える規模に成長した一方、返礼品競争の過熱などが課題視されている。
同イベントは、地域課題の解決や地方創生に取り組む自治体の事例を共有することで寄附者に新しい選択肢を示すとともに、自治体同士が好事例を学び合う機会を提供することを目的としている。
イベントは全国の首長や自治体職員を対象とした三部制で実施され、意見交換会や投票形式のAWARD、民間企業との交流会が行われる。
- 名称:ふるさと納税未来創造AWARD2026
- 日時:2026年11月19日(木)12時開始予定
- 会場:ベルサール新宿住友ホール
- 主催:一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアム
- 表彰部門:子ども・学び推進賞、地域未来づくり賞、健康と暮らし支援賞、交流・にぎわい創出賞、安心と備えのまちづくり賞
本イベントは招待制となっており、一般向けの参加受付は行われない。

本記事は一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアムの発表をもとに作成されています。
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