freee IT管理、API非対応アプリのアカウントを同期するAI新機能を提供開始へ
東京都品川区に本社を置くfreee株式会社は、SaaS/デバイス一元管理ツール「freee IT管理」において、新機能「AIアプリコネクター」の提供を開始します。API非対応のSaaSや社内システムのアカウント情報をAIが読み込み、ブラウザを自動操作して同期する機能です。従来は手作業で行われていたアカウント棚卸しの工数を削減し、退職者アカウントの検知漏れ防止を図ります。
手作業によるアカウント管理の課題と機能開発の背景
SaaSやAIツールの導入が進む一方で、すべてのアカウント連携用APIが公開されているわけではありません。IT専任担当者が不足しがちなスモールビジネスでは、API非対応アプリの管理画面からアカウント一覧をCSVで書き出し、手動で管理ツールに取り込む作業が負担となっています。
棚卸しのたびに作業時間を要するだけでなく、更新の遅れや転記漏れが生じることで、退職者のアカウントが削除されずに残る事態を招き、不正アクセスや情報漏洩につながるシャドーITリスクの要因となっていました。こうした管理負担とセキュリティリスクの解消を目的に、ブラウザで管理画面を開けるアプリであれば連携できる「AIアプリコネクター」が開発されました。
「AIアプリコネクター」は、ブラウザ上で管理画面を表示できるシステムであれば、クラウドSaaSだけでなくオンプレミスで運用する社内システムのアカウントも「freee IT管理」上で一元管理が可能です。アカウント同期は次の3つの手順で行われます。
- 拡張機能の追加:「freee IT管理」の案内からGoogle Chrome拡張機能をインストールします。
- AIによる読み取り設定(初回のみ):対象アプリのアカウント一覧画面を開くと、AIが画面構成を自動解析し、氏名やメールアドレス等の項目位置を判別。ハイライトされた内容を確認・修正して設定を完了します。
- ボタン1つで同期実行:2回目以降は「取得を開始」ボタンを押すことで、拡張機能が自動でページを遷移しながら情報を読み取り、確認画面での確定後に最新のアカウント情報が同期されます。
認証情報を預けない安全設計と今後の展望
本機能は、管理者がブラウザでログインしている状態をそのまま利用するため、対象アプリのIDやパスワードをfreee株式会社に預ける必要がありません。AIによる画面解析は設定時のみ実施され、取得したデータがAIの学習に利用されることはないとしています。また、取り込み内容は確定前に確認画面でチェックでき、確定するまで「freee IT管理」上のデータが更新されない設計となっています。
今後は、本機能によるアカウント実態の可視化や棚卸しを起点として、次期フェーズでは入社・退社に連動したアプリ側のアカウント発行や削除を自動実行する機能へと拡張していく予定です。
freee株式会社の概要
- 会社名:freee株式会社(商号:フリー株式会社)
- 代表者:CEO 佐々木大輔
- 設立日:2012年7月9日
- 所在地:東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー21F
- URL:https://corp.freee.co.jp/
本記事はfreee株式会社の発表をもとに作成されています。
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