関大名誉教授、ドジャース大谷の経済効果は865億超えと推定

関西大学の宮本勝浩名誉教授が、2024年のロサンゼルス・ドジャースにおける大谷翔平選手の経済効果を推定したところ、約865億1,999万円になると発表した。

宮本名誉教授は、「昨年の阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝による大阪・関西地域を中心とした日本全国への経済効果が約872億2,114万円だった。これは阪神の約70数名の選手全員で創り出したものだが、大谷選手一人でその額に匹敵する約865億1,999万円の経済効果を生み出すと想定される」と述べている。

宮本勝浩名誉教授は、1945年和歌山県生まれの79歳。大阪大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、神戸大学で経済学博士号を取得。大阪府立大学経済学部教授、経済学部長、副学長を歴任後、2006年4月より関西大学大学院会計研究科教授を務め、2015年3月に定年退職。現在は関西大学名誉教授である。

専門分野は国際経済学(移行経済論)、理論経済学、関西経済論、スポーツ経済学。著書に「大阪経済学」(共著)、「移行経済の理論」、「経済効果ってなんだろう?」などがある。

同氏は2005年以降、スポーツや経済、文化などの様々な分野における経済効果を発表してきた。2017年には大谷翔平選手のロサンゼルス・エンゼルス入団の経済効果を、2021年にはエンゼルスでのMVP獲得による経済効果を算出している。