シナモンAI、企業ナレッジ基盤「Super RAG」最新版を11月中旬に提供へ
株式会社シナモンは、社内ドキュメントをAIが参照できるナレッジに変換する企業ナレッジ基盤「Super RAG」の最新版となるv3.4を、11月中旬より提供開始します。
最新版では、初期導入費用70万円(税別)から利用できるスモールスタート向けの「Starterプラン」が新設されます。あわせて、外部連携規格「MCP(Model Context Protocol)」への対応機能がベータ版として先行提供されるほか、外部ストレージ連携の追加や検索精度の改善が行われます。
小規模導入に対応する「Starterプラン」を新設

v3.4で新たに追加される「Starterプラン」は、全社展開の前に1つの部門や特定の業務で効果を検証したい企業を想定したプランです。共用環境で提供される「Starter 共用」(初期導入費用70万円、年間利用料78万円〜)と、専用環境で提供される「Starter 専用」(初期導入費用250万円、年間利用料378万円〜)の2種類が用意されます(いずれも税別)。
両プランとも300ユーザーまで登録が可能で、2グループ・500ファイルから利用を開始できます。グループ数や利用可能ファイル数は追加オプション(有償)によって拡張できるほか、利用規模の拡大に合わせてBasicプランへの移行にも対応します。また、APIやMCP連携を利用して、AIエージェントや既存の業務システムと社内ナレッジを接続することも可能です。
外部ナレッジ連携の拡張と読み取り精度の向上
外部サービスとの接続性向上に向けて、Boxとのデータ接続および自動同期に対応する「Box連携」が追加されました。また、SharePoint上に新規追加されたファイルを自動同期する機能改善や、外部のWeb情報を検索対象に含められるオプション機能「Web検索モード」も導入されています。なお、Box連携およびSharePoint連携は、Starter 共用プランおよびトライアル環境では対象外となります。
あわせて、表や図を含むドキュメントの読み取りと検索精度の改善も実施されました。PDFやExcelのページ単位チャンキングに対応したほか、ヒットした箇所の前後文脈を回答生成に渡す「拡張チャンク」を採用し、文脈欠落による誤回答を抑制します。星取表などの特性を判定して必要に応じ図として扱う処理や、添付ファイルの解析ロジック改善なども盛り込まれました。

AIエージェントとの連携面では、接続標準規格である「MCP(Model Context Protocol)」への対応機能がベータ版として先行提供されます。これにより、ClaudeやMicrosoft Copilotなどの生成AIサービスやAIアシスタントから、「Super RAG」に蓄積されたナレッジを標準的な方式で検索・参照できるようになります。また、APIエンドポイントの追加と既存APIの改善により、DifyなどのAIエージェント開発プラットフォームとの連携も強化されました。
大規模運用に向けた機能としては、数万ファイル規模の環境に対応するモニタリングやアラート制御機能、トークンやクォータの管理機能、ユーザーロール変更機能などが追加され、安定性と運用管理性の向上が図られています。
業務特化型AIエージェントを構築する「Super RAG Pro」も展開
同社では、「Super RAG」を基盤に個別要件に合わせたAIエージェントを構築するカスタマイズサービス「Super RAG Pro」も提供しています。前処理や検索パイプライン、業務ロジック、業務画面の設計・開発などを一貫して支援し、図面の検索や複雑な審査・判定業務、複数ドキュメントにわたる数値の照合・分析といった高度な業務への適用に対応します。
なお、「Super RAG」の導入検討に向けたトライアル環境として、以下のプランが用意されています。
- 無償トライアル:5営業日・1名・1,000ページまで
- 有償トライアル:1カ月〜・70万円(税別)・最大10名・5,000ページまで(導入支援つき)
※Box・SharePoint連携は、Starter 共用プランおよびトライアル環境では対象外です。

株式会社シナモン 会社概要
- 所在地:東京都千代田区紀尾井町3-16 金田ビル 6F
- 設立:2016年10月
- 代表者:代表取締役社長CEO 平野未来
- URL:https://cinnamon.ai/
本記事は株式会社シナモンの発表をもとに作成されています。
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