takeforest、立命館中学校でAI活用アプリ開発講座を2026年度も実施へ
takeforest株式会社は、立命館中学校において中学1年生を対象としたAI活用によるアプリ開発体験講座を2026年度も実施する。同校の探究学習のカリキュラムとして継続的に採用されており、2026年9月から12月にかけて全10回程度の実施が予定されている。昨年度(2025年度)は中学1年生240名が受講し、50個を超えるアプリが完成した。
昨年度は240名が参加し約50本のアプリを制作


昨年度(2025年度)の取り組みは2025年10月から2026年3月にかけて行われ、立命館中学校の中学1年生240名が参加した。授業種別は「情報×探究学習」で、全10コマ程度で実施された。takeforest株式会社はカリキュラム設計、教材開発、講師派遣、メンタリングを担当した。


講座は、プログラミングやAIの基礎を実例とともに提示する学年全体のキックオフ講演から始まった。生徒はワークシートをもとに学校生活や部活動、家庭などの身の回りから悩みごとを洗い出し、解決策を言語化した。その後、講師やメンターの伴走のもとAIツールを活用してアプリを実装するハンズオンを行い、最終的には誰のどのような悩みごとを解決するためのアプリかを共有するクラス発表と振り返りを実施した。結果として、グループごとに約50本のアプリが制作された。




身近な悩みを解決するアプリ事例と学習成果
生徒が制作したアプリには、学校内で先生の位置を登録して提出物提出をスムーズにする「Teach Finder」や、友達との会話で話すことがなくなった際にAIがサポートする「Chat Buddy」、勉強スケジュールと時間制限を設定して画面をロックする「せーげん」などがある。部活動の連絡や勉強のTODO、持ち物の管理、学校のマップ、食堂のメニューや行列の解決など、身近な悩みを解決する具体的な着眼点が多く見られた。
受講アンケートでは、「アプリを作ってみたことで、自分でもまた何か考えて作ってみたいと思う」と回答した生徒が56.47%、「アプリを作ってみたことで、作る前と比べて、作りたいもののイメージがはっきりした」と回答した生徒が62.94%となった。
立命館中学校高等学校 課題研究科・情報科の担当教員である長野教諭は、AIを活用してアイデアを動く形にすることで「本当にこの機能で困りごとを解決できるのか」といった検証の視点が生まれ、従来のアイデア発表にとどまらない深い探究や自己効力感の高まりにつながったとしている。
2026年度の実施計画と導入の背景
文部科学省は2024年12月26日に「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」を公表し、2026年度(令和8年度)の「生成AIパイロット校」公募を実施するなど、生成AIの利活用推進へと舵を切っている。一方、公立学校向けの実証が多いなか、私立中高独自の実践事例は限られている。また、文法習得に時間を要する従来のプログラミング教育では挫折しやすいという課題に対し、本講座はAIを活用して技術習得の負荷を下げ、最初から課題解決のサイクルを体験できる設計としている。
2026年度の実施概要は以下の通りである。
- 実施時期:2026年9月 〜 12月
- 実施校:立命館中学校(京都府長岡京市)
- 対象・規模:中学1年生 240名(予定)
- 講座回数:全10回程度
- takeforest株式会社の担当範囲:カリキュラム設計、教材開発、講師派遣、メンタリング
takeforest株式会社の代表取締役である竹森洸征は、AI時代において何をつくりたいかを言語化して形にし、AIの出力に満足せず理想に向けて試行錯誤を続ける力こそが重要であるとの見解を示している。同社は教材とカリキュラム設計をパッケージ化して中学校や高等学校への提供を進めるとともに、産学連携プログラムとの接続を通じたAI人材育成環境の構築を目指す方針である。
takeforest株式会社の概要
- 会社名:takeforest株式会社
- 所在地:大阪府堺市西区上594番地13
- 代表者:代表取締役 竹森洸征
- 設立:2023年8月
- 事業内容:AI・ノーコード人材育成事業、教育機関向けカリキュラム開発・講座提供、企業・自治体向けDX支援、産学連携プログラムの企画・運営
- URL:https://takeforest.com
本記事はtakeforest株式会社の発表をもとに作成されています。
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