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楽天モバイル1100万回線突破、Opensignalが乗り換え動向や品質を分析

米国ボストンに本社を置くOpensignalは、楽天モバイルの契約回線数が2026年9月に1,100万回線に達したことを受け、同社の加入者獲得動向とネットワーク品質を分析した最新レポート「楽天モバイル、契約数1100万回線突破: Opensignalのデータが示す⽇本の第4 のオペレーター」を発表しました。レポートによると、楽天モバイルは大手オペレーターからの乗り換えで高い競争力を発揮しているほか、通信品質の改善も進んでいます。料金設定の競争力に加え、ネットワーク品質の向上が契約者の獲得と維持を後押ししている状況が示されています。

他社からの乗り換え獲得で強み、解約率は低下傾向

レポートによると、楽天モバイルは日本の⼤⼿携帯電話オペレーター市場における契約回線数のシェアが約6~7%である一方、他社からの乗り換えによる新規契約獲得では約13%のシェアを確保しています。NTTドコモ、au、ソフトバンクの主要3オペレーターとの間では転出1件当たり1.83件の契約を獲得しており、同程度の価格帯で競合するブランドに対しても転出1件当たり1.31件を獲得しています。

料金面では、「Rakuten最強プラン」が月間データ使用量20GB超で月額3,278円(税込)となっており、平均月額7,800円を超える⼤⼿モバイル・オペレーターのデータ無制限プランと比較して月額約4,500~5,000円の価格差があります。あわせて、楽天グループ公表のMNO単純解約率は2024年第4四半期の2.52%から2026年第2四半期には1.49%に低下しました。また、2026年第2四半期のユーザー1人当たり平均収益(ARPU)は前年同期比60円増の2,921円となっています。

5G通信の遅延短縮とアップロード速度の優位性

通信品質の面では、完全仮想化されたクラウドネイティブな基盤とOpen RANの活用が進められています。Opensignalのデータによると、5G通信における平均ICMP遅延時間は2025年8月の30.12ミリ秒から2026年8月には23.41ミリ秒へと約22%短縮され、国内の大手4社の中で2番目に短い水準となりました。通信遅延の変動を示す5Gゲームのジッターも、同期間に13.83ミリ秒から10.22ミリ秒へと約26%改善しています。

日常的な利用条件を満たす割合を示す「一貫した品質」は、2024年第3四半期の80.9%から2026年第2四半期の81.1%とほぼ同水準を維持しました。また、2026年第2四半期の平均アップロード・スピードは15.6Mbpsを記録し、主要オペレーターの平均8.73Mbpsを78%上回っています。一方、ダウンロード・スピードは国内4位にとどまり、LTE周波数帯域の制約などが課題とされています。

楽天モバイルは2026年2月にサードパーティー製rAppの統合を伴うRANインテリジェントコントローラー(RIC)の全国展開を完了しました。RANの省電力化においてはTM Forumの「自律型ネットワーク レベル4」認定を取得し、AIを活用した制御によって消費電力を約20%削減しています。

サービスエリア面では、圏外率が2024年第3四半期の0.70%から2026年第2四半期には0.57%に改善しました。今後のカバレッジ拡大に向け、同社は米AST SpaceMobileとの協業を通じて2026年第4四半期の衛星直接通信(Direct-to-Device:D2D)サービス開始を目指しています。山間部や離島などを含めた日本国土全域のカバーを目標に、動画視聴やビデオ通話などへの対応が想定されています。

Opensignalの概要

  • 本社所在地: 米国、カナダ、英国(営業拠点を南米とアジアに展開)
  • 事業内容: モバイルおよびブロードバンド・ネットワークに関するデータ分析とインサイトの提供

本記事はOpensignalの発表をもとに作成しています。

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