フライトソリューションズと加賀電子、ICチップ活用本人確認の普及に向け協業開始
東京都渋谷区に本社を置き片山 圭一朗が代表取締役社長を務める株式会社フライトソリューションズは、東京都千代田区に本社を置き門 良一が代表取締役社長執行役員を務める加賀電子株式会社と、ICチップを活用した本人確認の普及に向けて協業を開始する。フライトソリューションズの本人確認ソリューション「myVerifist(マイ・ベリフィスト)」が、初めて「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」以外のNFCカードリーダーに対応する。フライトソリューションズが本人確認サービスの提供と技術対応を、加賀電子が対応機器の調達・販売を担い、2027年4月に予定されている対面本人確認の厳格化に向け事業者の導入を支援する方針だ。
本人確認をめぐる社会的背景
近年、企業へのサイバー攻撃などによる個人情報の漏洩が相次ぎ、運転免許証などの本人確認書類の画像情報が流出する事案が発生している。第三者による悪用やなりすましによる不正な口座開設、契約などのリスクが懸念されるなか、券面情報の目視だけに依存しない信頼性の高い本人確認が事業者に求められている。
金融庁は2026年10月、金融機関等に対しサイバーセキュリティ対策の強化と本人確認手続きの徹底を要請した。非対面での本人確認については、2027年4月の制度改正を待たずICチップ情報を活用した方法への移行を可及的速やかに進めるよう求めている(出典:金融庁「現下の情勢を踏まえたサイバーセキュリティ対策の強化と各種取引申込等における対応について」)。対面本人確認についても2027年4月1日から原則としてICチップ情報を読み取る方法へ移行するため、本人確認義務を負う事業者には早期の準備が必要となる。一方で、ICチップを活用した本人確認の導入には対応機器の調達やシステム対応など一定の費用と準備期間を要することから、負担を抑えた導入方法が求められている状況にある。
協業の背景と目的
myVerifistは、これまでマルチ決済装置「Incredist Premium(インクレディスト・プレミアム)」シリーズを本人確認書類の読み取り端末として利用してきた。同シリーズは決済と本人確認を1台で行いたい事業者に適している一方、本人確認のみを必要とする事業者からは用途に適したシンプルな機器構成が求められていた。
こうしたニーズに対応するため、フライトソリューションズはmyVerifistを機能拡張し、加賀電子が調達・販売するiPadとBluetoothで接続可能なNFCカードリーダーに初めて対応する。これにより、事業者は利用目的に応じた端末を選択できるようになる。

今後の展望
両社は協業を通じてmyVerifistの導入を促進し、制度改正への円滑な対応を支援する。ICチップを活用した本人確認の普及により、なりすましなどの不正の防止と、安全・安心な取引環境の実現に貢献していくとしている。
両社の概要
- 株式会社フライトソリューションズ:iPhoneやAndroid端末を活用した電子決済ソリューションを提供する。対面・非対面の双方に対応する自社運営の「フライト決済センター」や、本人確認・認証サービスに取り組んでいる。
- 加賀電子株式会社:独立系エレクトロニクス総合商社。国内外90社を超えるグループネットワークを駆使し、最適な製品・サービスと解決策をワンストップで提案・提供していくとしている。
本記事は株式会社フライトソリューションズの発表をもとに作成。
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