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ZOZO NEXTとDFKI、AIによる研究開発工程自動化の共同研究を開始へ

千葉県千葉市に本社を置く株式会社ZOZO NEXT(代表取締役CEO:山田 貴康)の研究開発組織「ZOZO研究所」は、ドイツ人工知能研究センター(統括ディレクター:アンドレアス・デンゲル教授、以下、DFKI)と共同研究を開始した。大規模言語モデルやAIエージェントなどのAI技術を活用し、研究開発の各工程を自動化することを目指す。発表によると、研究開始日は2026年10月1日(木)としている。

研究開発工程の効率化を目指す背景

ZOZO研究所は「ファッションを数値化する」をミッションに掲げ、ZOZOグループが保有するファッションに関する膨大な情報資産を基に、ファッションを科学的に解明するための様々な研究開発をおこなっている。こうした研究開発では、文献調査や仮説の立案、実験の設計・実行・評価、論文の執筆といった各工程に多くの時間と労力を要する。

限られた人員でより多くの研究テーマに取り組み成果を生み出すためには、研究の進め方そのものを効率化することが重要となる。近年、大規模言語モデルや自律的に作業を進めるAIエージェントの技術が急速に進展しており、研究開発工程をAIで自動化する技術への注目が高まっている。

研究パートナーとなるDFKIは1988年に設立された研究機関で、ドイツ・カイザースラウテルンなどに拠点を置く。アンドレアス・デンゲル教授が率いるSmart Data & Knowledge Services部門は、文書解析や知識抽出の分野で長年の専門知識と実績を持ち、大量のデータを扱う実験やAIエージェントシステムの開発を支える先進的な研究基盤を備えている。

双方の強みを活かした技術開発

本共同研究では、DFKIが持つ文書解析・知識抽出やAIエージェントに関する知見と、ZOZO研究所がファッション領域で培ってきた研究開発の経験を組み合わせる。研究開発の工程のうち、特に研究者の経験や感覚による判断が必要な部分を自動化する技術の研究開発に取り組む。

具体的には、論文・特許・社内文書からの知識の抽出と構造化、仮説の立案、実験の設計、実験の実行・評価、論文の執筆といった各工程の支援・自動化を対象とする。さらに、AIが生成した成果物の品質や信頼性、判断の根拠をたどれるかどうかを評価する手法の研究開発も進める。

期待される成果と今後の展開

各工程をAIが支援・自動化することにより、少人数のチームでも質の高い研究成果を効率的に、より多く生み出せる環境の構築を進める方針だ。将来的には、本共同研究で得た技術や知見をファッション領域の研究開発に生かし、ファッションECにおける新たな技術やサービスの創出加速を目指すとしている。

共同研究および組織の概要

本共同研究の概要は以下の通り。

  • 研究題目:Support for Research on Automation of Applied Research and Fashion AI for User Preference Modeling(邦題:応用研究の自動化およびユーザー嗜好モデリングのためのファッションAIに関する研究支援)
  • 研究内容:文献・特許・社内文書の解析による研究開発の自動化、AIが生成した成果の品質・信頼性評価手法の確立、ファッションAIにおけるユーザー嗜好モデリング
  • 共同研究チーム:株式会社ZOZO NEXT、ドイツ人工知能研究センター
  • 研究開始日:2026年10月1日(木)

参画組織の概要は以下の通り。

ZOZO研究所(ZOZO Research)

  • 設立:2018年1月31日
  • URL:https://research.zozo.com/

ドイツ人工知能研究センター(DFKI)

  • 設立:1988年(非営利の官民連携組織:Public-Private Partnership)
  • 拠点:カイザースラウテルン、ザールブリュッケン、ブレーメン、ニーダーザクセン州(オルデンブルクとオスナブリュック)、ダルムシュタットに研究施設、ベルリンとリューベックに研究ラボ、トリーアに支所
  • 規模:75カ国以上から集まった約920人の職員と約250人の学生スタッフが、560件以上の研究プロジェクトに従事
  • URL:https://www.dfki.de/

本記事は株式会社ZOZO NEXTの発表をもとに作成

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