内閣府、5月の「孤独・孤立対策強化月間」に特設メタバースイベントを開催
内閣府の孤独・孤立対策推進室は、5月の「孤独・孤立対策強化月間」に特設メタバースイベント「ぷらっとば~す」を開催している。令和6年度が初の本格実施となる同月間は、社会全体で孤独・孤立対策に関する理解の浸透や機運の醸成を図ることを目的としている。
「ぷらっとば~す」は、孤独・孤立の問題を抱える当事者だけでなく、その周りの方やNPO等の団体も含め、誰もが気軽に立ち寄れる空間を目指している。同空間では、つながりサポーター養成講座やNPO向けファンドレイジング講座の開催、自治体・NPO等の取組紹介、孤独・孤立対策チャットボットの設置、NPO等紹介動画の展示、孤独・孤立対策強化月間ポスターの展示、クラシック演奏のライブ・アーカイブ動画配信などのイベントやコンテンツを提供している。
また、5月2日から6日までの間には、誰でも予約不要で相談員に気持ちや悩みを話すことのできる相談窓口も開設された。
社会環境やライフスタイルの急激な変化により、人と人との関係性や「つながり」は希薄化の一途をたどり、孤独・孤立の問題が深刻な社会問題となっている。政府は「孤独・孤立に至っても、支援を求める声を上げやすい・声を受け止める・声をかけやすい社会」を孤独・孤立対策の柱の一つとし、毎年5月を「孤独・孤立対策強化月間」と位置づけている。
内閣府は、社会的不安に寄り添い、深刻化する社会的な孤独・孤立の問題について総合的な対策を推進するため、孤独・孤立対策推進室を設置。政府一体となって孤独・孤立問題に取り組み、より一層的確に必要とする方に支援を届けていく方針だ。