幸せの人類史 なぜ「幸福」は人類を「不幸」にしたのか 10月28日発売へ
武蔵野大学ウェルビーイング学部長の前野隆司氏による新刊『幸せの人類史 なぜ「幸福」は人類を「不幸」にしたのか』が、2026年10月28日にダイヤモンド社から発売されます。本書は、文明や科学技術が発達した現代において人類が抱く満たされない思いの正体を、30万年に及ぶ歴史から紐解く内容です。幸福学の第一人者が哲学や心理学、宗教を横断しながら、これからの社会における幸福の在り方を問いかけます。
人類30万年の歴史から迫る現代人の満たされなさ
日本人は幸福度が先進国の中で最下位と言われることも多く、暮らしが豊かになっても満たされない思いを抱く人が少なくありません(朝日新聞SDGs ACTION!〈2026.3.22〉 「【世界幸福度ランキング】日本の幸福度、2026年は61位に後退 トップはフィンランド」より)。人類は誕生以来、技術や社会の仕組みを発展させながら幸せを追求してきましたが、本書ではその営みがかえって人類を不幸にしているのではないかという問題意識に迫ります。
著者は、哲学・心理学・宗教を横断しながら、豊かさや便利さが必ずしも幸福にはつながらないという人類社会の矛盾を検証します。一人ひとりの心の持ちようだけにとどまらず、人類社会としていかに「幸せ」という概念に向き合うべきかを考察する構成となっています。
AI時代を見据えた未来シナリオと本書の構成
誌面では、現代科学で明らかになった幸せな人と不幸せな人の特徴が紹介されるほか、加速するAI時代に人類が幸せと向き合うための三つの未来シナリオが提示されます。本書の構成は以下の通りです。
- プロローグ あなたはどこから来たのか?
- 第1章 「幸せ」がなかったころ ――人類誕生前の生命たち
- 第2章 「幸せ」が「運」だったころ ――狩猟採集の時代
- 第3章 「幸せ」の発明 ――宗教、哲学の誕生
- 第4章 「幸せ」をコントロールする時代 ――啓蒙時代から経済成長へ
- 第5章 「幸せ」を科学する時代 ――学問としての「幸福学」の発展
- 第6章 「幸せ」の暴走 ――人類の現在地
- 第7章 転換点 ――「心の拡張」とは?
- 第8章 未来 ――三つのシナリオ
- エピローグ あなたはどこへ行くのか?
茂木健一郎氏と山口周氏による評価
本書には各界の有識者から推薦の言葉が寄せられています。脳科学者の茂木健一郎氏は「『私』と『世界』をつなぎ、視野を広げると、ほんとうの幸せが見えてくる。第一人者による現代の名著。」と評しています。
また、独立研究者の山口周氏は「人類は幸福を発明し、探究し、迷った。30万年の歴史を辿って見出された『幸福追求による不幸』からの脱出路。」とコメントしています。
著者情報と書籍概要

著者の前野隆司(まえの・たかし)氏は1962年山口県生まれ。東京工業大学卒、同大学院修士課程修了後、キヤノン株式会社勤務、カリフォルニア大学バークレー校客員研究員、慶應義塾大学理工学部教授、ハーバード大学客員教授等を経て、2024年より武蔵野大学ウェルビーイング学部長、2025年より慶應義塾大学名誉教授を務めています。もともとはロボット工学・脳科学を専門としていましたが、2008年ごろより幸福学の研究を開始しました。著書には『脳はなぜ「心」を作ったのか 「私」の謎を解く受動意識仮説』(ちくま文庫)、『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社現代新書)、『ウェルビーイング』(日経文庫)などがあります。
書籍の概要は以下の通りです。
- 書名:『幸せの人類史 なぜ「幸福」は人類を「不幸」にしたのか』
- 著者:前野隆司
- 定価:2,090円(税込)
- 発売日:2026年10月28日
- 発行:ダイヤモンド社
- 判型:四六版・並製・288ページ
- 詳細URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4478119473
本記事はダイヤモンド社の発表をもとに作成しました。
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