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競馬詐欺の受任分析、アプリ経由は20代女性で予想サイト経由は中高年男性が目立つ

東京都葛飾区の司法書士法人ライトストーン法務事務所は、2025年1月から2026年9月までに受任した競馬関連詐欺の案件239件を分析した調査結果を公表しました。受任者の84.5%がマッチングアプリをきっかけとした被害で、全体では女性が66.5%、20代が85.8%を占めています。一方、予想サイトなどマッチングアプリ以外の経路による被害では、男性が62.2%、50代以上が51.4%を占め、勧誘のきっかけにより被害者の属性が大きく異なる実態が明らかになりました。

勧誘経路によって異なる被害者の性別と年代

受任案件239件のうち、マッチングアプリで知り合った相手をきっかけとした被害は202件(84.5%)、予想サイトなどマッチングアプリ以外の経路による被害は37件(15.5%)でした。競馬関連詐欺の相談受付の大半をマッチングアプリ経由が占めるものの、およそ6〜7件に1件はそれ以外の経路となっています。

受任者全体の性別は女性が66.5%、男性が33.5%でした。きっかけ別に見ると、マッチングアプリ経由では女性が71.8%を占める一方、予想サイト等その他の経路では男性が62.2%(37件中23件)となり、比率が逆転しています。

年代別では、全体で20代が85.8%を占めています。マッチングアプリ経由では20代が98.0%に集中しているのに対し、予想サイト等その他の経路では60代が24.3%、30代21.6%、20代18.9%、70代以上16.2%、50代10.8%、40代8.1%と幅広く分布しました。予想サイト等の経路における50代以上の割合は51.4%(37件中19件)と半数を超えています。

同事務所が2026年8月に公表したデータ(集計期間:2025年1月〜2026年6月、190件)と比較しても、マッチングアプリ経由の被害層は「20代・女性」中心で推移しています。これに対し、マッチングアプリ以外の経路では「男性」「50代以上」が多く、悪質な予想サイトや情報会社をめぐる被害では競馬経験のある男性が多い傾向を裏付ける結果となりました。

手口の特徴として、マッチングアプリ経由では、知り合った相手から食事などの名目で会った際に「必ず儲かる」と勧められ、もともと競馬に関心がない20代が高額な競馬予想ソフトなどを購入させられるケースが中心となっています。

一方、予想サイト等その他の経路では、インターネット広告やSNS、会員登録後の電話勧誘、郵便などをきっかけに「必勝法」や「AI予想」をうたう有料コースへ加入させられます。低額コースで信頼させた後に「出来レース情報がある」などとして高額な情報料を次々に請求されるほか、複数の関連会社から勧誘を受けて支払いが高額化する事例も見られます。

同事務所が公表した、マッチングアプリ以外の経路における解決事例は以下の通りです。

  • 20代男性:Instagramで「稼いでいる」アカウントをフォロー後にDMを受信。無料情報から有料の予想情報購入へ段階的に誘導され、被害額60万円のうち約75%回収(45万円)
  • 50代男性:オンラインサイトへの会員登録後に電話勧誘を受け、「レース操作をしている」などの虚偽の実績や94.3倍の配当を示される手口で被害額140万円となり、100%回収(満額返金)
  • 40代男性:郵便による勧誘状と電話勧誘を受け、「必ず当たる」と断定されて複数会社から金銭を要求され、被害額約90万円(各社への支払い合計)のうち約70%回収(約63万円)

早期相談の必要性と代表司法書士の見解

詐欺被害は、時間が経過するほど相手方が資金を移したり連絡が取れなくなったりして回収が難しくなるため、早い段階での相談が返金交渉を進めやすくなるとされています。

代表司法書士の石田智嗣氏は、「競馬の詐欺というと、マッチングアプリで知り合った相手に予想ソフトを買わされる20代の方の被害が目立ちますが、今回の集計では、予想サイトや情報会社をきっかけに、50代以上の男性が被害に遭うケースも少なくないことが分かりました」と述べています。その上で、「的中率◯%」「出来レース情報がある」などの言葉を信じて支払いを重ねる前に、記録を残して早めに相談するよう呼びかけています。

事務所概要

  • 名称:司法書士法人ライトストーン法務事務所
  • 代表者:代表司法書士 石田智嗣
  • 所在地:東京都葛飾区金町6丁目4番1号 金町木下ビル308号室
  • 設立:2022年
  • 業務内容:詐欺被害の返金交渉(認定司法書士業務)、各種司法書士業務

本記事は司法書士法人ライトストーン法務事務所の発表をもとに作成されています。

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