HRBrain、外部AI連携基盤Brain MCPを2027年以降順次提供へ
株式会社HRBrainは、タレントマネジメントシステム「HRBrain」において、外部生成AIとの厳格なセキュリティと低コスト・高精度な連携を実現する独自基盤「Brain MCP」を、2027年以降順次提供開始すると発表した。本基盤により、自社で生成AI環境を導入している企業は、自社のセキュリティポリシーに準拠した形で日常業務で使用するAIツールからHRBrainの人材データを検索・集計できるようになる。エンタープライズ企業の情報システム審査やセキュリティ評価に対応しやすい環境のもと、コストを抑えたAI活用の推進を支援するとしている。
内部完結型アーキテクチャによる外部送信リスクの低減
企業の生成AI活用が進む一方、人材データは給与や評価、適性検査結果、キャリア希望といった機密性の高い情報を含むため慎重な取り扱いが求められる。従来のデータ連携手法や一般的なMCP(Model Context Protocol)連携では、外部の生成AI基盤に大量の生データを渡して処理させる構造が多く、情報漏洩や権限外データ参照への懸念からセキュリティ部門のポリシーが導入の壁となっていた。
これに対し「Brain MCP」は、外部AIツールに生の個人情報や人材データを直接送信せず、データの検索・集計処理をHRBrainの管理下で行い、結果のみを返却する内部完結型アーキテクチャを採用した。MCPは生成AIと外部システムをシームレスに接続するためのオープンな共通規格であり、個別開発を行うことなく外部データへのアクセスを可能にする。生データはHRBrainの環境下で管理され、質問への回答に必要な範囲の情報のみが外部生成AIへ提供される仕組みとなっている。

「Brain MCP」はセキュリティ面だけでなく、コストや精度の課題にも配慮した設計がなされている。
- トークン効率化設計によるコスト抑制
一般的なMCP連携で大量の生データを外部AIに送信するとプロンプトトークンが消費されAPI利用コストが高額化しやすいが、HRBrain内部で事前にデータを絞り込み・最適化して転送することで送信データ量を抑え、ランニングコスト低減に貢献する。
- 内部処理による回答精度の高度化
人材データ構造に最適化されたHRBrain内部のロジックで事前計算や抽出を行ってから結果文言を作成するため、データ量増加に伴う条件の読み飛ばしや想定と異なる回答といったブレを抑え、実用的な回答を得やすくする。

具体的な活用例として、部署ごとのスキルの偏りやエンゲージメントスコアの推移といった対話型のデータ集計・傾向分析が挙げられている。また、HRBrain上で設定されている部署や役職ごとの参照権限をMCP経由でも継承し、ログインユーザーの権限外の情報は自動的に除外される。
今後の展望
同社は2026年4月より、従業員データにアクセス可能な対話型AI「社内版生成AI Brain」の提供を開始している。「Brain MCP」の提供により、各社が利用する外部の生成AIからもHRBrainに蓄積した人材データを活用できるようになる。
今後は社内施策の申請・登録処理への対応や、各社固有のAIエージェントとの相互連携を順次拡大していく予定としている。資料の問い合わせは専用ページ(https://www.hrbrain.jp/brain)で受け付けている。
株式会社HRBrain 会社概要
- 社名:株式会社HRBrain
- 所在地:東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー5階
- 代表取締役CEO:堀 浩輝
- 設立:2016年3月1日
- コーポレートサイト:https://www.hrbrain.co.jp/
- サービスサイト:https://www.hrbrain.jp/
- HR大学:https://www.hrbrain.jp/media
本記事は株式会社HRBrainの発表をもとに作成しています。
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