ウェルネス・コミュニケーションズとベルシステム24、T-PEC株式を共同取得へ
ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社と株式会社ベルシステム24ホールディングスは、メディカルコールセンターを運営するティーペック株式会社(以下、T-PEC)の株式の過半数超を共同で取得することに合意した。両社は企業や保険者、自治体等に向け、ウェルネス・データを起点としたEAP(従業員支援プログラム)や専門医紹介などの医療・健康課題解決サービス事業を共同で推進する。なお、本株式譲渡の実行は、T-PECの取締役会において株式譲渡承認決議が適法かつ有効になされることを前提条件としている。
資本参画の背景と目的
少子高齢化や働き方の多様化が進む中、企業や自治体、保険者等における健康管理は、がんや女性特有の健康課題、メンタルヘルス、介護対応など多様化・複雑化している。さらに労働者数50名未満の小規模事業場におけるストレスチェック義務化への対応など外部サービスへの期待が高まる一方、医療や介護などの専門職人材の不足や地域偏在が課題となっている。
2023年に資本業務提携を締結した東京都港区のウェルネス・コミュニケーションズ(代表取締役社長:松田 泰秀)と同区のベルシステム24(代表取締役 社長執行役員 CEO:梶原 浩)は、医療・ヘルスケア分野で協業してきた実績を持つ。両社は、ウェルネス・コミュニケーションズのウェルビーイング経営支援プラットフォーム『Growbase』や、ベルシステム24の顧客基盤、コンタクトセンター運営ノウハウ、AI等のテクノロジーを活用し、T-PECが展開する各サービスの高度化と新たな価値創出を目指すとしている。
T-PECの事業基盤と両社の役割
東京都台東区に本社を置くT-PEC(代表取締役社長 兼 CEO:鼠家 和彦)は、医師や看護師、公認心理士などの専門人材による相談体制と豊富な実績を有している。官公庁や自治体、健康保険組合、企業・団体など1,500団体以上(2026年4月現在)の顧客基盤を持ち、健康・医療・介護・育児・メンタルヘルス・ハラスメント等の相談に24時間・年中無休で対応している。相談実績は年間約100万件、累計2,700万件超(2026年4月現在)にのぼるほか、全国47都道府県2,500名以上のドクターが薦める専門医や医療機関情報の独自データベースを活用した専門医紹介やセカンドオピニオンなどを展開している。
短期的には、各社が以下の役割を担い事業成長と企業価値向上に取り組む。
- ウェルネス・コミュニケーションズ:企業や健康保険組合等向けのクロスセル推進、『Growbase』を基盤としたソリューション連携、健診等を起点とした二次検診受診手配・重症化予防ソリューション連携
- ベルシステム24:自治体や保険会社、製薬会社等向けのクロスセル推進、コンタクトセンター運営ノウハウやAI等のテクノロジー活用によるT-PEC事業の効率化および高度化
今後のサービス展開と展望
3社は今後、強みを掛け合わせて健康・医療領域における支援対象や提供領域を拡大する方針である。サービス開発の第一弾として、9月末にリリースされた『Growbase Mentally』と、T-PECのEAPやハラスメント・ホットライン等の相談窓口サービスとの連携に取り組む。中長期的には、個人向け健康管理サービスの開発や、T-PECの相談実績・ノウハウ、医療関連データを活用した新規事業の創出を進めるとしている。
ウェルネス・コミュニケーションズの松田泰秀代表取締役社長は、T-PECのソリューションを繋ぐことで必要な時に解決手段へアクセスできるバリューチェーン構築を目指すとコメントしている。また、ベルシステム24の梶原浩代表取締役社長執行役員CEOは、専門人材による健康相談ノウハウや健康管理基盤に自社のBPO運営力やAI技術を掛け合わせ、必要な健康支援につながる仕組みをつくりたいとの考えを示した。
参画企業の概要
- ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社:2006年7月設立。「Growbase」をはじめとするクラウド事業や「ネットワーク健康診断サービス」等のソリューション事業を展開(URL: https://wellcoms.jp/ )
- 株式会社ベルシステム24:1982年設立。コンタクトセンターを中核としたBPO事業を展開し、企業のDX推進やビジネスプロセスの最適化を支援(URL: https://www.bell24.co.jp/ )
本記事はウェルネス・コミュニケーションズ株式会社および株式会社ベルシステム24ホールディングスの発表をもとに作成。
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