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アドベンチャーワールド キタイワトビペンギンが嘴打ち 人工授精成功なら世界初へ

和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、絶滅危惧種であるキタイワトビペンギンの卵が、内側から殻を割り始める嘴打ちを開始しました。今繁殖期に確認された有精卵のうち、人工授精による受精の可能性を持つ卵となっており、順調に進めば2〜3日以内に孵化する見込みです。無事に誕生してその後のDNA鑑定で人工授精による受精が証明された場合、同種における人工授精の成功例として世界初となります(2026年10月時点 自社調べ)。

人工授精による世界初の成功に向けた検証

キタイワトビペンギンはIUCN(国際自然保護連合)レッドリストにて「危機(EN)」に指定されており、同パークでは域外保全および繁殖技術の確立を目指して人工授精の取り組みを進めています。今繁殖期には対象ペア(個体識別番号:R041 × R045)に対して計6回の人工授精作業を実施し、計3個の有精卵を確認しました。そのうち処置のタイミングから人工授精によって受精した可能性を有しているのが、今回嘴打ちを開始した2卵目です。

赤ちゃんは10月26日(月)朝に肺呼吸を開始し、嘴打ちが確認されました。同ペア間での自然交尾の可能性もあることから、誕生後(約1か月後)に実施するDNA鑑定(父子判定)を経て、人工授精の成否が科学的に判定・公表される予定です。なお、別のペア(ペア:R003× R006)による1卵目は10月25日(日)に無事孵化して初期人工育雛に入っており、同じペアの3卵目も嘴打ちが確認されています。

孵化の瞬間をYouTubeで24時間生中継

同パークでは、2卵目の赤ちゃんが殻を押し広げて誕生するまでの様子を伝えるため、アドベンチャーワールド 公式YouTubeチャンネルにて定点ライブ映像の配信を行います。配信開始日時は2026年10月27日(火)より順次開始され、孵卵器内で嘴打ちが進む様子が24時間連続で中継されます。このライブ配信は誕生後も継続される予定です。

2卵目の孵化は10月28日(水)〜を見込んでおり、無事に誕生した後は赤ちゃんの体調を見ながらペンギンベース1階にて一般公開が予定されています。ただし、健康管理や状態管理を最優先とするため、公開内容や時間が予告なく変更または一時休止となる場合があります。

今後のスケジュール(予定)は以下の通りです。

  • 10月28日(水)〜:2卵目の孵化(誕生見込み)
  • 11月中旬:赤ちゃんの親元復帰(親元復帰に伴い「ペンギンベース2階(非公開エリア)」へ移動)
  • 12月頃:DNA鑑定(父子判定)結果の発表(人工授精成否の判定)

なお、動物の体調や生育状況により、スケジュールおよび公開エリアが予告なく変更となる場合があります。

  • 分類:ペンギン目 ペンギン科
  • 学名:Eudyptes moseleyi
  • 英名:Northern Rockhopper Penguin
  • 生息地:南極大陸周辺、インド洋の亜南極地帯
  • 食性:魚類、イカ、オキアミなど(アドベンチャーワールドでは主にシシャモやイワシなどを給餌)
  • 繁殖:周囲を崖で囲まれた平地やゆるやかな傾斜地で草や枝などを使って巣を作り、2個の卵を産卵(抱卵はオス・メス交代で実施)
  • 体長:55~65cm
  • 体重:3.5〜4kg
  • 特徴:目の上から後頭部にかけての長く鮮やかな黄色の飾り羽や、陸上の岩場を両足で跳ねるように移動する姿が特徴

本記事はアドベンチャーワールドの発表をもとに作成されています。

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