ワニブックスが元陸幕長らの共著による叱れない国の組織論を発売と発表
株式会社ワニブックスは、元陸上幕僚長の岡部俊哉と前駐オーストラリア特命全権大使の山上信吾による共著『「叱れない国」の組織論 – なぜ「優しすぎる組織」は人を育てられないのか -』の情報を発表した。同社は発売日を2026年10月27日(火)としている。本書では、ハラスメントや働き方の変化に直面する日本の組織に対し、国防や外交の現場を率いた両者が令和における指導や人材育成のあり方を論じている。
令和の組織課題と対談のテーマ
働き方や価値観が大きく変わるなか、日本の組織が抱える「人が定着しない」「人を育てられない」「組織力を発揮できない」といった問題を取り上げている。陸上自衛隊トップとして巨大組織を率いた岡部俊哉と、40年にわたり外交の最前線に立った山上信吾が、「組織力の自衛隊」と「個人技の外務省」を比較しながら語り合う。
本書では、令和の個人尊重と昭和の組織力を踏まえ、「変えていいもの」と「残すべきもの」を見極めながら組織が強くなる条件を考えるとしている。主なテーマとして、個人の力を「組織力」に変える方法や、官民両方の世界を見て感じた日本の組織の3大問題、指導とパワハラの境界線、自衛隊の教育論などが語られる。
危機管理と極限状態におけるリーダーシップ
山上信吾は外務省職員の士気と練度の低下に危機感を抱くなかで、離職者や病欠者を引き止めるための「融和」を優先する組織の姿勢に直面した経験を語る。上司が部下からの評価を気にして指導を避ける組織のあり方に問題を提起している。
岡部俊哉は、1985年に発生した日本航空123便墜落事故において、第1空挺団の小隊長として事故翌朝に現場入りし、生存者の捜索・救出活動に従事した経験を振り返る。極限状態における判断や部隊指揮について語るほか、過酷な現場を経験した隊員のストレス障害について「まともな人のまともな反応」であると述べ、任務後の隊員の心を組織がどのように支えるべきかにも言及している。
著者プロフィール
岡部俊哉は第35代陸上幕僚長。1959年福岡県生まれ。1981年防衛大学校(第25期)卒業後、陸上自衛隊に入隊した。第28普通科連隊長兼函館駐屯地司令、第1空挺団長兼習志野駐屯地司令、第6師団長、第35代北部方面総監などを歴任し、2016年7月に第35代陸上幕僚長に就任、2017年8月に退官した。退官後は日本電気株式会社顧問などを経て、公益財団法人特攻隊戦没者慰霊顕彰会副理事長などを務めている。
山上信吾は前駐オーストラリア特命全権大使。1961年東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、1984年外務省入省。コロンビア大学大学院留学を経て、茨城県警本部警務部長、在英国日本国大使館政務担当公使、国際情報統括官、経済局長などを経て、2020年に駐オーストラリア日本国特命全権大使に就任し、2023年末に退官した。現在はTMI総合法律事務所特別顧問、同志社大学特別客員教授などを務めている。
書籍概要
- 書名:『「叱れない国」の組織論 – なぜ「優しすぎる組織」は人を育てられないのか -』
- 著者:岡部俊哉、山上信吾
- 発売日:2026年10月27日
- 価格:2,090円(税込)
- ISBN:978-4-8470-7705-0
- 発行:ワニブックス
- URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B0HK3WRXB2
本記事は株式会社ワニブックス(東京都渋谷区、代表取締役:髙橋明男)の発表をもとに作成されています。
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