三田ガーデンヒルズ センターヒル、FRAME Awards 2026で受賞
株式会社ホシノアーキテクツがマスターデザインアーキテクトとして参画した「三田ガーデンヒルズ センターヒル」が、国際的な空間デザインアワード「FRAME Awards 2026」において“Co-living Complex of the Year”部門のWinner(年間部門賞)を受賞した。世界各国から1,000件を超える応募が寄せられた中、革新性や造形、機能性、環境・社会への影響などの観点から総合的に審査された。建築とランドスケープの一体的なデザインが高く評価されての選出となった。
建築と地形が調和した空間デザインを評価
審査では、建築とランドスケープの一体的なデザインが高く評価された。具体的には、5つの住宅棟をつなぐランドスケープを眺望や共用空間を備えた起伏のあるひとつの地形として構成した点や、庭園の下に広がる内部空間において曲線を描く壁面が地層を思わせる独特の空間を生み出している点が挙げられている。


審査員を務めたMedinamanz Architects創設者のIsmael Medina Manzano氏は、「ランドスケープが5棟の独立した住宅棟をつなぐインフラとして機能し、眺望と共用空間を備えた一体的な起伏ある地形へと再構成されている点が際立っている」とコメントしている。


歴史の継承と現代技術を融合させたプロジェクト
ホシノアーキテクツがマスターデザインアーキテクトを務めた「三田ガーデンヒルズ」は、簡易保険局庁舎の跡地に誕生した共同住宅プロジェクトである。歴史的建造物の一部を保存・再生しながら、当時の意匠や空間のあり方を読み取り、現代の技術で再構築している。プロジェクト全体は「OLD CRAFT & NEW TECH」という考え方のもと、1929年竣工当時のつくり手の思想と現代のデザインを重ね合わせて構成された。

中庭を中心にそれぞれ異なるキャラクターを持つ複数の住棟で構成され、約7,700㎡のランドスケープを中心に建築と庭が一体となった空間が計画されている。今回受賞したセンターヒルは敷地中央の庭園の下に設けられ、コンシェルジュカウンターやワーキングラウンジ、カフェラウンジなどの共用空間を備える。自然の風合いを感じられる素材や地層を思わせる曲線的な壁面を取り入れ、庭園の緑と内部空間が一体となったデザインを実現した。
空間デザインの国際賞「FRAME Awards」
FRAME Awardsは、インテリアデザインおよびプロダクトデザイン分野における優れた成果を称える国際的なアワードで、デザインメディア「FRAME」によって2018年に創設された。
2026年は、「Innovation(革新性)」「Form(造形)」「Functionality(機能性)」「Eco-Social Impact(環境・社会への影響)」の4項目を基準に国際的な専門家による審査を実施した。各部門の評価上位5作品がShortlistに選出され、最終審査を経て年間部門賞が決定されている。

「三田ガーデンヒルズ」センターヒルの概要は以下の通り。
- 作品名:Center Hill
- 所在地:東京都港区三田一丁目102番1(地番)
- マスターデザインアーキテクト:株式会社ホシノアーキテクツ
- クライアント:三井不動産レジデンシャル株式会社/三菱地所レジデンス株式会社
- 竣工年:2025年
- 設計施工会社:大成建設株式会社
- ランドスケープデザイナー:office ma
- 照明デザイナー:岡安泉照明設計事務所
株式会社ホシノアーキテクツについて
株式会社ホシノアーキテクツは、代表取締役の星野裕明氏のもと、東京を拠点に世界各地で活動する建築都市設計事務所である。街の歴史や文化、風土を読み解いた空間デザインを手がけており、「The Architecture MasterPrize (AMP) 」2年連続受賞をはじめ、「グッドデザイン賞」や「LIT Lighting Design Awards」などのアワード実績を持つ。
- 本社所在地:東京都港区愛宕1-5-3 愛宕ASビル3F
- 代表取締役:星野 裕明
- URL:https://hoshinoarchitects.com
本記事は株式会社ホシノアーキテクツの発表、ならびにFRAME Awards公式サイト・FRAME Awards 2026 Submission Guideの公表情報をもとに作成しています。
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