Dellows News

クリニックフォア、寒暖差による秋の生理トラブル対処法と実態調査を公表

朝晩と日中の寒暖差が大きくなる季節を迎え、気温の変化が生理周期や体調に及ぼす影響が指摘されている。クリニックフォアが実施した調査では、生理不順の悩みを持つ女性の23.4%が季節の変わり目などに周期の乱れや症状の悪化を感じたと回答した。同クリニックは医師監修のもと、秋に起こりやすい生理トラブルの要因やセルフケア、医療機関への受診目安についてまとめている。

寒暖差による自律神経の乱れと受診の目安

生理周期は、脳の視床下部から下垂体を経て卵巣へ伝達されるホルモンの指令によってコントロールされている。視床下部は自律神経の調節も担っているため、激しい寒暖差や環境の変化によって自律神経のバランスが乱れると、ホルモン分泌の指令に影響が及び、生理周期の乱れにつながることがあるとされている。

対策としては、羽織りものやストールを活用して屋外と室内の温度差に対応し体を冷やさないことや、起床・就寝時間を一定に保つこと、湯船に浸かることなど、自律神経に負担をかけにくい生活リズムを整えることが挙げられる。

季節的な一時的変動だけでなく治療が必要な疾患が隠れている場合もあるため、以下の状態に当てはまる場合は医療機関への相談が推奨されている。

  • 生理周期が24日以内(頻発月経)、または39日以上(稀発月経)
  • 3か月以上、生理が来ていない
  • 経血量が急に増えた、または急に減った
  • 生理期間が8日以上続く

※一般に、正常な月経周期は25~38日、その変動は6日以内が目安とされている

生理痛を和らげるケアと服薬のポイント

体が冷えると血流が滞り、生理痛を強く感じやすくなることがある。腹部や腰まわりをカイロや腹巻きで温めることや、温かい飲み物を摂取するケアが推奨される。

生理痛の鎮痛薬については、痛みが強くなってからではなく「そろそろ痛くなりそう」と感じた段階で早めに服用することが大切だとしている。痛み物質である「プロスタグランジン」の生成を抑える鎮痛薬の特性上、すでに多く生成されてからでは効き目を感じにくくなることがあるためである。毎月の痛みが重い場合には、低用量ピルやミニピルの服用も選択肢となる。

クリニックフォア監修医で産婦人科医の山田 光泰氏は、生理周期をつかさどる視床下部が自律神経の調節も担っているため、寒暖差などのストレスが周期の乱れとしてあらわれることは少なくないと指摘し、不調を体からの大切なサインと捉えて見過ごさないよう呼びかけている。

予定に合わせた「月経移動」という選択肢

秋はイベントや予定が集中しやすい一方、周期が乱れると予定日が読みにくくなる場合がある。医師に相談のうえ、中用量ピルを服用して生理のタイミングを調整する「月経移動」という手段もある。

中用量ピルは低用量ピルよりもエストロゲンが多く含まれており、服用時期によって生理を後ろにずらす方法と早める方法がある。次回の生理を移動させたい場合は予定日の5~7日前から服用を開始し、イベント最終日まで継続すると中止後2日程度で生理が来る。次々回以降を早める場合は、次回生理の初日~5日目までの間に服用を開始し、10日間~14日間程度服用して中止すると約2日後に生理が訪れる。

クリニックフォアでは、次回生理開始予定日を入力することで移動方法の選択肢を確認できる「月経移動シミュレーター」も公開している。

生理不順のガマン・ロス 実態調査の概要

今回の発表の背景となった調査の詳細は以下の通りである。

  • 調査内容:「生理不順のガマン・ロス 実態調査」
  • 調査期間:2026年3月27日~3月30日
  • 調査対象:18歳~49歳の生理不順の悩みを持つ女性 628名
  • 調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)

本記事はクリニックフォア(クリニックフォア調べ)の発表をもとに作成。

アクセスランキング

今日

1週間