狩場一酒造、丹波篠山の農家3軒と連携し酒米違いの日本酒3種を順次発売へ
兵庫県丹波篠山市の狩場一酒造株式会社(代表取締役社長:狩場 一龍)は、地元の農家と連携し、酒米ごとに1つのお酒を仕込む新たな取り組みを進めている。2種類以上の酒米をブレンドせず、一つの酒米で一つのお酒を仕込むことで、農家や田んぼごとの個性やテロワールを表現する試みだ。

同社は地元丹波篠山市の3軒の農家と直接やり取りを重ねており、それぞれの農家と育てた酒米を用いた3つのお酒が順次発売される予定となっている。

大内農場と育てる山田錦を使った「純米吟醸酒 萌 moe」



狩場一酒造が自社の田んぼで山田錦の栽培を始めたのは今から30年近く前で、現在は大内農場が自社栽培のサポートを行っている。大内農場では山田錦の本場播州地域から種を調達して育苗し、苗同士の間隔などを細かく調整したうえで6月中旬に田植えを迎える。肥料の種類やタイミング、量も細かく管理され、日々の管理は蔵人が担当している。

「純米吟醸酒 萌 moe」は、蔵の田んぼで大内農場とともに育てた山田錦のみを使用し、手間と時間をかける「袋吊り」で搾られた純米吟醸酒である。丹波篠山の自然と人が見守り育てた透明感のある綺麗な味わいが特徴で、2027年3月15日頃から販売開始予定、150本程度の数量限定となっている。



かまい農場での酒米作りは、2026年に始まったしする株式会社と狩場一酒造の3社による「法人向け田んぼオーナープログラム」を契機としている。初年度はコシヒカリの栽培のみの予定だったが、1年目から酒米を作りたいという想いから挑戦が始まった。

栽培米には、兵庫県が開発した普及途中の酒米で丹波篠山での栽培農家がごくわずかである「Hyogo Sake 85」を選定。環境に配慮した特別栽培米として育てられた。東条川の上流の水で育った米を用い、秀月のにごり酒としてより滑らかに仕上げられる同蔵初の純米酒のにごり酒となる。2027年1月15日頃から販売開始予定で、数量限定150本程度となる。
吉良農園の体験プロジェクトから誕生する「ミチのムコウ」
吉良農園は、2022年から「ミチのムコウ」プロジェクトの「100人ではぐくむ名前はまだない日本酒」を企画・運営している。参加者を募り、米作りからお酒の完成までを1年を通して体験する内容で、農業の地域における意味や自然との関わりを考えるきっかけづくりを目的としている。
同プロジェクトでは、農薬と化学肥料を使わずに育てた五百万石を使用し、米の良さを生かす瓶内二次発酵により強いガス感を持つスパークリングに仕上げる。今年で5年目となる特別純米酒、発泡性清酒「ミチのムコウ」は、丹波篠山の冬の風物詩として定着しており、2026年12月20日頃から販売開始予定で、数量限定500本程度となる。
本件のお問い合わせ先
- 狩場一酒造株式会社
- 電話:079-595-0040
- Mail:syuugetu@aurora.ocn.ne.jp
- 担当:岡村
- 公式サイト(農家のインタビュー記事、商品紹介ページ):https://syuugetu.jp/shunourenkei/
本記事は狩場一酒造株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



