ウォーカー、cccskillsのMCPサーバーと公開APIを提供開始
株式会社ウォーカーは、AI エージェント向けの「Agent Skills」を日本語で探せるマーケット「cccskills」において、MCP サーバーと公開 API の提供を開始した。掲載されている 10 万件以上のスキルを、Claude Code や Codex、Cursor などのエージェントが会話の中から直接検索できる仕組みとなっている。検索結果には、実際に動かして比較した「実行スコア」や、SKILL.md の記述をもとに判定した「安全面」の評価が付与される。
会話の中からスキルの検索や詳細確認が可能に
Agent Skills は、AI エージェントに特定の作業手順を教える指示書(SKILL.md)とスクリプトのセットである。GitHub 上などでスキルが多数公開される一方、説明文だけでは効果が分かりにくい点や、コマンド実行や外部送信を伴うことへの懸念から新しいスキルが試しにくいといった課題が存在していた。また、従来はスキルを探す際にエージェントの画面を離れてブラウザで検索する必要があった。
今回の提供により、エージェントとの対話を通じて日本語による検索から絞り込み、内容の確認までを行えるようになった。MCP サーバーには以下の機能が備わっている。
- search_skills:日本語・英語で検索し、概要を日本語・英語・中国語・韓国語で取得。実行スコアによる並べ替えや絞り込みに対応
- get_skill:1 件ごとの概要、使いどころ、ライセンスのほか、安全面と導入のしやすさに関する A/B/C 判定とその根拠を提供
- list_categories:14 のカテゴリと件数を表示
- get_usage:利用中のプランと検索回数の残数を確認
同様の機能は REST API(/api/v1)でも提供され、自社サービスへの組み込みや CSV・JSON 形式での出力が可能となっている。dotfiles への丸写しなどの複製は自動で識別され、代表的なスキルが案内される。なお、提供されるのはメタデータのみで、SKILL.md の本文や有料スキルの内容は含まれない。
実行スコアと安全面の独自判定
cccskills では、スキルを導入したエージェントと導入していないエージェントに同一の課題を実行させる「実行検証」を実施している。生成物の品質・速さ・トークン数・安定性を伏せた状態で AI が採点し、100 点満点の「実行スコア」を算出する。スター数や作者の知名度は反映されず、変化のないスキルは 55 点前後となる基準が設けられている。評価の基準は「https://cccskills.com/evaluation」で公開されている。
また、SKILL.md の記述内容に基づき、「安全面」と「導入のしやすさ」の 2 項目について A/B/C の判定が行われている。安全面では外部送信やコマンド実行、ファイル削除、認証情報の読み取りの有無などが確認され、「確認なしで rm を実行する」といった根拠とともに結果が返される。2026 年 10 月 26 日時点で 5,821 件に判定が付いており、内訳は安全面 A が 3,394 件、C が 152 件となっている。この判定は確認のための材料であり、安全性を保証するものではないとしている。
利用方法と料金プラン
Claude Code の場合、ターミナルで「claude mcp add –transport http cccskills https://cccskills.com/mcp」を実行することで追加できる。Cursor や Claude Desktop、Codex の設定方法は開発者向けページ(https://cccskills.com/developers)に掲載されている。API キーなしでも 1 時間 20 回まで試用が可能である。
料金プランは以下の通りで、回数としてカウントされるのは成功したキーワード検索のみとなっている。
- Free:無料。1 日 50 回まで検索
- Standard:年額 15,000 円(税込)。月 5,000 回
- Pro:年額 45,000 円(税込)。月 25,000 回
株式会社ウォーカー(代表取締役:伊東 雄歩、所在地:東京都文京区)が運営する cccskills(https://cccskills.com)では、今後も実行検証や判定の対象を順次拡大していくとしている。
本記事は株式会社ウォーカーの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



