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アクセルスペース、印Manastu Spaceの推進システム実証へMOU締結

株式会社アクセルスペースは、インドの宇宙スタートアップであるManastu Space Technologies Private Limitedと、同社が開発するグリーン推進システムに関する覚書(MOU)を締結した。同社が提供する軌道上実証サービス「AxelLiner Laboratory」を活用した実証に向け、検討を進めていく。両社はアクセルスペースの宇宙機への統合に必要な技術要件などを確認しながら、共同で実証の可能性を探る。

Manastu Space社は、インドを拠点として衛星やロケット上段向けのグリーン推進システムを開発している宇宙スタートアップである。同社が開発するグリーン推進システムには、過酸化水素・アルコール系新規推進剤「MS-289」が用いられている。

「MS-289」は特殊な添加剤を配合することで、コスト効率や性能向上、信頼性の両立を目指して開発された。地上運用時の安全性向上や作業者による取り扱いのしやすさにも配慮されており、持続可能で機動性の高い衛星推進を支えるものとされている。今回のMOU締結により、両社はこの推進システムの軌道上実証に向けた検討を共同で進める。

迅速な運用実績獲得を目指す「AxelLiner Laboratory」

宇宙用コンポーネントやミッション機器の実用化・商用化には、宇宙環境で機能や性能、信頼性を確認し、「フライトヘリテージ」と呼ばれる軌道上での運用実績を得ることが重要となる。しかし、実証機会の不足や打ち上げまでの期間の長さが開発スピードにおける課題となっていた。

これを受け、アクセルスペースは2024年に「AxelLiner Laboratory(AL Lab)」を本格始動させた。AL Labは小型衛星を活用し、過酷な宇宙環境にさらされる部品や機器を対象に低コストかつタイムリーな実証機会の提供を目指すサービスである。国内ではASPINA シナノケンシ株式会社と共同開発したリアクションホイールを小型衛星「GRUS-3」に搭載した実証が予定されているほか、2026年6月にはJAXAとも軌道上実証サービス提供契約を締結するなど活用が進んでいる。

両社関係者の見解

Manastu Space Technologies Private Limited Co-Founder & CEOのTushar Jadhav氏は、安全に宇宙へ届ける道筋を確立することの重要性を挙げ、「効率的かつ信頼性の高い形で軌道上実証へとつなげていくうえで、AL Labとのパートナーシップはまさに私たちが求めているものです」と述べている。

また、株式会社アクセルスペース取締役の折原大吾は、Manastu Space社の技術発展に向けAL Labが選択肢として検討されることへの期待感を示し、協議を通じて同社の挑戦を後押しするとともに、世界中から選ばれるサービスへと育てていく姿勢を示した。

株式会社アクセルスペース 概要

  • 所在地:東京都中央区日本橋本町1丁目9番3号 日本橋本町M-SQUARE 12階
  • 代表取締役:中村 友哉(なかむら ゆうや)
  • 設立:2008年8月
  • 事業内容:小型衛星の開発・運用、衛星開発・運用事業「AxelLiner」、地球観測データ提供事業「AxelGlobe」
  • URL:https://www.axelspace.com/ja/

本記事は株式会社アクセルスペースの発表をもとに作成されています。

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