ユービーセキュア、AI駆動スマートフォンアプリケーション診断の提供を開始
株式会社ユービーセキュアは、Androidアプリを対象とした「AI駆動スマートフォンアプリケーション診断」の提供を2026年10月26日に開始した。同社が構築したAIエージェントの診断アーキテクチャと診断技術者の手動確認を組み合わせ、AIの出力のばらつきを抑えて安定した品質での診断を提供する。
公開アプリ解析からサーバーを狙う「A2B攻撃」への懸念
2026年10月13日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)は、国内で相次ぐ情報漏えいの原因の一つとして、一般に公開されているAndroidアプリを解析し、そこで得た情報をもとに接続先のサーバーを攻撃する手法「A2B攻撃」を特定したと公表した。NICTは、アプリ自体に脆弱性がなくてもサーバー側の認証・認可などに不備があれば被害につながることや、AIの活用によりアプリの解析や脆弱性の探索が効率化され、攻撃が広がるおそれがあると指摘している。アプリを提供する事業者側においても、アプリが解析される前提で読み取れる情報を把握し、接続先サーバーまで含めた点検や、AIを活用した点検スピードの向上が求められている。
AIと診断技術者の組み合わせによる特長
同サービスでは、AIエージェントがアプリを解析し、その結果を診断技術者が手動で確認・補完して報告を行う。同じ入力でも出力が変わるというAIの特性に対し、長年の診断業務で培った知見に基づく仕組みと技術者の確認によってばらつきを抑え、品質とコストパフォーマンスの両立を図る。
また、アプリを解析して通信を行う接続先のAPIエンドポイントを一覧化して提供する。攻撃者がアプリから読み取れる接続先をあらかじめ把握できるため、サーバー側で点検すべき範囲を明確にすることが可能となる。
ユービーセキュアは、提供するAPIエンドポイントの一覧をもとに、Webアプリケーション診断で接続先サーバー(API)まで点検することを提案している。セキュリティコンサルタントによる1時間の無料オンライン相談も用意されている。
サービスの提供概要は以下の通り。
- サービス名:AI駆動スマートフォンアプリケーション診断
- 提供開始日:2026年10月26日(月)
- 対象:Androidアプリ(ご提供いただくapkファイルと実機上での動作)※ iOSアプリについては通常のスマートフォンアプリケーション診断にて提供可能です
- 診断方法:AIエージェントによる解析と、診断技術者による確認
- 実施形態:リモートでの診断。改修後の再現確認(再診断)にも対応
- ご提供物:診断報告書(修正案を含む)、APIエンドポイントの一覧
- データの取り扱い:学習利用およびログの外部保存の対象とならない環境で扱います
- 価格:個別見積
- サービス紹介:https://www.ubsecure.jp/assessment/mobile
同社は今後、AIエージェントを活用した診断サービスを順次拡充し、AIを活用した診断の品質と使いやすさの両立に取り組むとしている。
株式会社ユービーセキュアについて
株式会社ユービーセキュアは、東京都中央区築地4丁目7番5号 築地KYビル4階に本社を置き、代表取締役社長を松田 陽子が務めるサイバーセキュリティ企業である。Webアプリケーションセキュリティを中心に、Webアプリケーション脆弱性検査ツール「Vex」の開発・販売や各種セキュリティ診断などを展開している。
- 会社名:株式会社ユービーセキュア
- 所在地:東京都中央区築地4丁目7番5号 築地KYビル4階
- 代表者:代表取締役社長 松田 陽子
- 設立:2007年4月
- URL:https://www.ubsecure.jp/
本記事は株式会社ユービーセキュアの発表および国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の公表情報(https://cynex.nict.go.jp/library/261013-01.html)をもとに作成。
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